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想像力の翼をひろげて
私の本業はある業界でIoT部門でシステム関係の仕事をしている。
とはいっても、パソコンの知識はほとんど素人。エクセルを使えると言っても関数やマクロなど使ったこともない世界で仕事をさせていただいていた。
だけど今年4月よりインフラ関係の仕事もさせていただくこととなる。
仕事内容はリースしているパソコンの入替作業だ。お店や施設で使用しているリース期限の切れるパソコンの入替になるのだが、以前は直接足を運んで入替作業をしていたそうだ。
このご時世になったのを機にリモート(遠隔)でやってみてみては?と上層部からの命令で、今年よりすることとなった。それが落ち着けばユーザー(お店)にやっていただくことを目的としている。
ユーザーは介護のプロといってもパソコンの中身の話になるとわからないという方々がほとんど。
なので素人目線である私だからこそ、見えるものがあると考慮されたようでその一員となった。
はじめは何もかもが新しすぎて頭がパニックだったが、徐々に慣れてきたのか台数もそこそここなせるようになってきている。
パソコンのキッティング
その月の入替台数が決まるとパソコンを発注し、月初に新しいパソコンが届く。
まっさらなパソコンを会社仕様(部署仕様)に設定する作業をキッティングとよんでいる。
キッティングが終わると必要なお店に発送する。
パソコンの入替
はじめてのお店のやりとりは緊張だった。相手が見えない状況で話をするのは何年ぶりだろう。
お届けした新しいパソコンの設置が完了しているかからはじまる。
新しいパソコンと古いパソコンをそれぞれリモートに接続していただき、2、3時間お時間いただき作業をすすめさせていただく。
相手のパソコンに侵入することになるのである意味、なんでもできてしまう状態なのでまるで泥棒みたいだなと思う。
作業が終了したら、お店にご連絡し説明をさせていただき終了となる。
ITの世界
今まで自分とは無縁だった世界だったが、曲がりなりにも仕事をさせていただいている。
本当は去年、職業訓練で習いたかった分野だったので業務しながら学べることは嬉しいお話だが、日々変わっていくシステムの世界。
お店の方と同じように悩みながら教えていただきなんとかながれはつかめてきている。
先輩に教えていただく際にも少しでも理解できるようにと、ITインフラの基礎知識の本を図書館で借りて読んでいる。
だけど用語が多すぎてチカチカして全く頭に入らないが。
想像力の翼をひろげて
ITのお仕事も勉強だが一番自分が磨きたい部分、「想像力を働かせること」が身に付くのではないか?と思っている。
お店の方々とやりとりをし始めてから少し視野が広がった気持ちになっている。
お店の方々は、日々お客様と接している。どんなお仕事をされていてどのような時間の使い方をされているのか、想像しながらやりとりすることも知る。
直接合わないからこそ、相手の状況を想像する力を深める勉強になること。
パソコンを使用する人の仕事を知ることでより、心の深みを感じられるようになったこと。
まだ始まったばかりだけれど、一日一日を大切にしたいと思う。
日々、葛藤だけど
日々、葛藤の連続だ。チームで仕事をするのは今までやったことがないこのだったから。
自分で完結して仕事をしてきていたこともあり、なかなか手強い状況だったりする。自分の価値観を一度壊す作業も必要になる。
至らないな〜と思ったり
ここは伝えなきゃいけないな〜と思ったり
だけど今までの仕事は「本当の仕事ではなかった」とこの年齢になってはじめて思う。
仕事を通したその先にこそ、大切なものがあったのではないだろうか。
仕事は自分磨きの材料の一つ。仕事というツールを通して教えてくれる周りの方々と切磋琢磨していこうと思う。
想像力の羽を思い切り広げて