モテる男になる料理教室｜豚丼、カルボナーラ、バターチキンカレー

今年は様々なことが今まで通りにはいきませんでしたが、料理教室もその一つだと思います。そんな中、ステイホーム中にはたくさんのシェフがレシピを無料公開したり、インスタライブをしたり、オンライン上で料理教室に参加した方も多いのではないでしょうか。料理男子プロジェクトでも、2019年はリアルの場でワークショップを開催してきましたが、2020年は全てオンラインでの実施となりました。

学校の先生向け、オンライン男の料理ワークショップ

さて、2020年11月から12月にかけての1ヶ月間で開催したオンライン料理ワークショップは、学校の先生向け。クックパッドと静岡聖光学院中学校・高等学校の共同企画”F×de（Food×Education） Project”でご一緒している先生方に向けてのワークショップを開催しました。生徒ではなく、先生たち自ら”料理”を楽しんでもらう裏企画です。

クックパッドと静岡聖光学院中学校・高等学校の共同企画F×de（Food×Education） Projectとは？
日本最大の料理レシピサービスを提供するクックパッドと、
中高一貫男子校である静岡聖光学院がコラボレーションして、
食を通じた未来につながる新しい学びを作るプロジェクトです。
クックパッドの学び支援：https://education.cookpad.jp

題して、「モテる男になる！オンライン男の料理ワークショップ」。

参加者の先生方は未婚・既婚どちらもいらっしゃいましたが、今回はモテる男をテーマにワークショップを開催。自分用にささっと作れるメニューからスタートし、パートナーの家に行った時に振る舞うメニュー、パートナーを自宅に招いた時に振る舞うメニュー、そんなシーンを想定してメニュー選定を行いました。
全4回、これまでのワークショップと同様、料理男子向けに作成したオリジナルのテキスト「図解レシピ（※）」を活用したオンラインでの料理ワークショップ。

※図解レシピとは・・
図解レシピとは、複数レシピの調理工程をフローチャート化し、同時に複数レシピの調理を可能にする図解型のレシピ表現です。料理に苦手意識のある男性でも、図解に従って作れば美味しい料理ができる。そして、この図解レシピに沿って料理をつくることで、料理に対する苦手意識がなくなり、料理スキルも上達するという新しいレシピの形を目指しています。（現在特許申請中）
（参照：https://note.com/cookboy/n/n22d17895b3bd）

モテる男になる！オンラインワークショップの中身

そんな図解レシピを活用したオンラインワークショップですが、これまでのワークショップを踏襲して、今回は全４回の1ヶ月にわたるワークショップを開催しました。

▼ワークショップの内容
【1】ワークショップ①
　自分用にささっと作れる豚丼＆きゅうりとわかめとツナのサラダ
【2】復習期間
【3】ワークショップ②
　パートナーの家で振る舞う女子ウケ抜群カルボナーラ＆紫キャベツとにんじんのコールスロー
【4】復習期間
【5】ワークショップ③
　パートナーを自宅に招いて作るバターチキンカレー＆じゃがいものクミン炒め
【6】復習期間
【7】ワークショップ④
　オリジナル図解レシピ　プレゼン大会

【1】ワークショップ①
最初のワークショップは、自分用にささっと作れる「豚丼」＆「きゅうりとわかめとツナのサラダ」ということで、基本的な切り方のレクチャー（玉ねぎ薄切り、キャベツの千切り、きゅうりの薄切り）からスタートです。

これまでのワークショップは料理初心者男子限定でしたが、今回は料理経験や日頃の料理頻度がバラバラの皆さん。中には上級者もいましたが、改めて薄切りや千切りに挑戦してみると、これまで何となく自己流でやっていたからか、ちょっとぎこちない様子。野菜の切り方にばらつきがありますが、美味しそうに出来上がりましたね。

【2】復習期間（各自、図解レシピSTEP1の4品にチャレンジ！）
そんなワークショップ①を終え、ワークショップ②までの期間に、図解レシピSTEP1の4品に各自チャレンジしてもらいました。学校の先生の皆さんということで、普段は生徒に宿題を出す側ですが、今回は宿題に取り組む側として頑張ってくれました。

【3】ワークショップ②
ワークショップ②は、パートナーの家で振る舞う女子ウケ抜群「カルボナーラ」＆「紫キャベツとにんじんのコールスロー」。ワークショップの講師であるクックパッド小竹貴子さんが何度も試作を重ね、"生クリーム”を使わない本場ローマのカルボナーラを皆さんに伝授！

参加者の植田さんは、ワークショップで思うように仕上がらなかったため、ワークショップ後すぐにリベンジ。ポイントをつかんで、見事に成功させました。ビフォーアフターで見比べると、圧倒的に上達していますね！

【4】復習期間（各自、図解レシピSTEP2の2品にチャレンジ！）
そしてまた１週間の復習期間。皆さんカルボナーラの復習はもちろん、図解レシピSTEP2から2品を選んでチャレンジ。2回のワークショップを終えて、皆さん少しずつ自信が芽生えてきたようです。料理の見栄えや盛り付けを気にするようになっているのが写真でも伝わってきますよね。

【5】ワークショップ③
ワークショップ③は、パートナーを自宅に招いて作る「バターチキンカレー」＆「じゃがいものクミン炒め」。事前のメニュー選定で、スパイスは外せない項目でした。男女関係なく、お料理をする方はスパイスに一度はハマると言っても過言ではないでしょう。そして特に男性がハマる率が高いんです。
そんな魅惑のスパイスの沼に大いにハマっていただこうと、バターチキンカレーとじゃがいものクミン炒めのレシピを伝授。特にバターチキンカレーは、一晩漬け込むだけで本格的なカレーが簡単にできるレシピに、皆さん想定どおりハマってくれました。

【6】復習期間
そして、とうとう最後のワークショップに向けて最後の宿題です。先生方が昼食はお弁当を持参される習慣があるということで、自分の好きなレシピを選んでお弁当を考案！そして、オリジナル図解レシピを作成するという宿題でしたが、さすが先生方。授業の教材を作るように、それぞれ工夫を凝らした型に縛られない図解レシピを作成してくれました。

【7】ワークショップ④
最後のワークショップは、それぞれ図解レシピ通りにお弁当を完成させて、プレゼン大会です！朝10時スタートのワークショップに合わせて、それぞれお弁当を完成させていざ発表。

皆さんそれぞれ個性があって素晴らしかったのですが、皆さんの投票により優勝した武田さんの図解レシピとお弁当をご紹介します。「自分だけではなく、誰かに食べてもらうことを考えると、栄養バランスや彩り、盛り付けを考えるようになりました」と話す武田さん。丁寧な仕事ぶりが伺える美味しそうなお弁当です。図解レシピも見事ですね！

最後の記念撮影。皆さん1ヶ月やり切りましたね〜！とってもいい笑顔です。

ハマる料理に出会う

今回、特に力を入れたのはメニュー選定でした。料理初心者の方もいる中で、まずは皆さんが楽しめるメニューなのはもちろん。そして料理が楽しくて続けたくなるための探究心をくすぐるメニューとは？数々のレシピから今回選んだのは、「カルボナーラ」、「バターチキンカレー」の2つでした。

本場ローマのカルボナーラは生クリームを使わないのがポイントなのですが、茹で汁に入れる塩の量、ソースになる卵黄とチーズに馴染ませる茹で汁の量、ベーコンのカリカリ具合など、短時間の中で気を付ける点がいくつかあるので、１回ではなかなか成功しないですし、自分好みの塩加減や茹で加減を見つけようとすると、追求が止まらないんです。参加者の方からも「カルボナーラを得意料理になるように頑張ります。どうすればもっと良くなるのか考えたので、すごく楽しかったです。」というコメントも。

ワークショップから約1ヶ月。こんなコメントともに、みんなとのFacebookグループにカルボナーラと可愛い娘さんとの写真をアップしてくれた参加者の植田さん。「カルボナーラの修行しています。今日はペコリーノチーズを削って作りました。パルメザンチーズよりもすごく美味しかったです。娘もまた作ってと言ってくれたので、これからも頑張ります。」

バターチキンカレーは、カレー研究家水野仁輔さんのバターチキンカレーレシピ。一晩漬け込むだけで本格的なバターチキンカレーができるので、皆さんこの味が自分で作れるなんてと感激されるレシピです。参加者の方からも「事前準備があれば超簡単でした！驚き！味はスパイスを感じるカレーも、ポテトも美味しい！間違いないレシピです」というコメントが。
そして、早速スパイスにハマった方も。ワークショップの時はあらかじめブレンドしたスパイス（クミンパウダー、カイエンペッパー、コリアンダーシード、その他）を参加者の皆さんにお渡ししていたのですが、「カレースパイス全然香りが違う！カレー缶を買ってきたのですが、香りの広がり？が先生のはキッチンがカレーになったのに、今下拵えしたのに香りが弱い…です！スパイスハマるかもです（笑）」まんまと思惑にハマってくれましたね（笑）（後々、学校内の企画として大きなパエリアパンでバターチキンカレーを作るプロジェクトが立ち上がりました。）

ただ、料理にハマるきっかけはそれぞれ。まだ料理を楽しめない方や、料理に苦手意識がある方にとって、少しでも料理が楽しいものになるように、本料理男子プロジェクトから発信を続けていきたいと思います。

それぞれの図解レシピのダウンロードはこちらから。

図解レシピは、もちろん無料です。できれば、印刷して使用いただくのがおすすめです！

カルボナーラ、バターチキンカレーを含むモテる男になるワークショップスペシャル版の図解レシピはこちらから。

▼図解レシピ　モテる男になるワークショップスペシャル版
ダウンロードはこちら
・豚丼＆きゅうりとわかめとツナのサラダ
・カルボナーラ＆紫キャベツとにんじんのコールスロー
・バターチキンカレー＆じゃがいものクミン炒め

そして、復習期間に取り組んでいた図解レシピSTEP1、STEP2はこちらからダウンロード可能です。

▼図解レシピSTEP１　ダウンロードはこちら
・チャーハン
・ナポリタン
・親子丼
・青椒肉絲

▼図解レシピSTEP２　ダウンロードはこちら
・しょうが焼き、味噌汁
・まいたけの炊き込みごはん、白味噌と豆乳のスープ
・白菜とミルフィーユお花鍋、人参シリシリ
・焼きそばとオイスターソース炒め、わかめナムルともやしナムル
・肉じゃが、いんげんの胡麻和え
・ぶりの照り焼き、ひじきとキュウリとささみのサラダ

図解レシピを使ってみたという方、ぜひ #図解レシピチャレンジ で投稿お待ちしています！もしくは、「cookpad.cookboy@gmail.com」までご感想をいただけたら大喜びします！！

2020年は、ご自宅でごはんを食べる時間が増えた方、ご自宅でお料理を作る機会が増えた方が多いと思います。この機会に料理に挑戦したかったけれど結局苦手なままで終わってしまった方、リモートワーク中にお子様の面倒を見ながらランチを作らなければならず四苦八苦した方なども多かったと思います。
そんな方々にとって、図解レシピが少しでも役に立てるよう、2021年も皆さんの料理が楽しくなるように、引き続き活動していきたいと思います。ぜひ図解レシピ使ってみてください！