CDが欲しいが買えない

久しぶりにタワーレコードに来た。

ちょっと待て、久しぶりすぎた。実に・・・4年ぶりくらい?

中学校のころは、あんなに音楽が好きでCDが好きで、あとはそれ以上にウォークマンとMDが大好きで、すんごいこだわって詰めまくってた音楽。4倍速の録音だと音質劣化するとか、74分のMDがいいとか、こっちのコンポはベース音がうるさすぎるとかなんだとかいいながら、楽しく聞いてたあの音楽。そういえば、すっかりご無沙汰してる。

YouTubeセンセーは大好きだから、暇さえあればYouTubeのミックスリストを整理してる。この感覚は、MDに好きな音楽を詰めている作業によく似てるから良しとする。

一方、 CD、ひいてはハードはどうだろう。

最近、マジで触ってない。


中学校〜高校のころは、「初回限定盤が欲しい!」と地元のCDショップに朝一で駆けつけて待ってたのに。東京に来てからそんなことしたことない。


あ、そうか。


わたしは上京したときに、コンポを持ってこなかったんだ。


上京する直前震災があって部屋探しどころじゃなく、1年間はおばあちゃん家に居候になるから、どうせ聞けないやって、、、持ってこなかったんだ。


コンポがないからCDが聞けない。

だから、 CDが買えない。聞けないから。

ジャケとか歌詞カードとかのこだわりを見てるのが好きだったことすら、

もう忘れてる。


・・・


そんな些細なきっかけひとつで、簡単に CDを買わなくなってしまう。


わたしは、本屋になりたい。本が好きだから。

でも、本を買わない人が増えてるんだって、なぜか。なんでだろう。

キンドルで読んでるから?

本が高いから?

わたしにとっては飲み会は3,000円でも高い、洋服に10,000円はとても高い。けど、本が3,000円は高く感じない。CD好きも似たような感覚だと思う。そうか、洋服好きも。食器好きもそうだな。

洋服ダンス、持ってない。無印良品のプラスチックケースがわたしの洋服すべて。

おしなべて、そういうこと。


つまり、本棚があるかどうかが、本好きになるかならないかを分けるんだろうなと、やっとピンときた。


本を流通させるには、本棚を増やせばいい。

きちんと本を収める本棚が、たくさんあればいい。


そんな世界になればいい!








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