COOKBOOK LAB.業務日誌 3/20
東京・豊洲での買い物ついでに、大きなホームセンターの2階にあるくまざわ書店に寄ってきました。
ここは都心でありながら駐車場を備えており、近くにはららぽーと、ゆりかもめ駅の周りには巨大なオフィスビルとタワーマンションが立ち並ぶ新しい街。
若い世代の住人も多いこともあって、料理本コーナーも比較的充実しているので、ホームセンターへの買い物ついでに立ち寄る定点観察書店のひとつです。
書店は街の暮らしぶりをじつによく映す鏡のようなものだと思います。
有楽町まで直通の地下鉄、乗り換えたら丸の内一帯もドアツードアで20分程度、六本木あたりだって余裕で30分程度ですから、子育て中の若い世代がこぞってこの街に住むのも納得。
そんな街中にある書店に並ぶ料理本は、少し前はつくりおき本がたくさん並んでいましたが、今はつくりおきもしたくない気分に合わせ、「30分以内」や「材料ひとつ」「ツイッターでバズったレシピ」といった文字が踊る表紙が目立ちます。
忙しい共働きのママパパが多い街では、「おもてなし」や「スイーツ」類は手を出しにくいジャンルだからか、売り場も左側の棚にちょこっとだけ。
遠く離れた高齢の親たちに送るレシピも、ここではほとんど目立ちません。
私が棚をじっくり眺めている間に入れ替わり立ち替わり覗きにきていたのは、30代ぐらいのママさんか、まだ子どもがいないような若いカップル。
これが都心の、例えば新宿の紀伊国屋書店の本店や、東京丸の内の丸善とかになると、だいぶ客層が幅広くなります。
日本の料理本を探しに来たらしい外国人観光客に出会うこともあって(※もちろんコロナ騒ぎ前ね)。
エキナカにある書店だとまた様子は異なりますね。
人気ブロガーやインスタグラマーの本しか置いてないところもしばしばなので、当然客層が異なります。
COOKBOOK LAB.で取り上げる本は、次は何にしようかと常に考えつつ、何冊も下書きだけはしているんですが、WordPressを使用している以上、更新順にしかトップに並ばないことを考えると、ここ1年の新刊を中心にあげていくべきかもしれません。
が、そもそもが料理本の書庫として作ったサイトでもあるので、たまには古めかしい本だってアップしたいし。
と、書店の棚を眺めながら、COOKBOOK LAB.の棚づくりはどうしたもんかと悩んでおります。
しばらくは試行錯誤の日々です。
更新しています。