アトピーと生きる日常のお話② ~アトピーと恋愛~
私は生まれてから21年間、アトピーの体と共に生きている。
アトピーの自分が「あたりまえ」となった今、
”他者から見たアトピーについて”
ふと考えるようになり、気づきが増えた。
彼氏ができて数ヶ月の今、
一般的に、彼氏、彼女にアトピーをどう思われるのかについて気になり、ぼーっと調べていたとき。
”○○ 知恵袋”
と検索し、知恵袋の声を参考に笑
意外と衝撃を受けた意見があった。
1つ目は
「子どもに遺伝する可能性があるからアトピーの人とは結婚したくない」
2つ目は
「アトピーきっかけに(見た目が受け入れられないから)別れたいけれど、理由を相手に伝えるべきか」
という内容だった。
別に誰も間違ったことを言っている訳ではなくて、2人の間の関係がアトピーを乗越えられなかっただけで、そういう人に出会わなかっただけなんだろうなと。
結局自分だって、一定以上の顔を求めて選んでいる気がするし、身長の条件がある人だっているし、アトピーもその条件の1つに過ぎないのだろうけど、
一定数不快に思われる現実を私は知っておいた方が良いのかもしれないな、と思った。
全員が多分、自分にとっての何らかのハンデは持っているはずで、ハンデというか特徴というか・・・。私にはその1つがアトピーなだけで。
自分では少なくともアレルギーがない人と比べて、(その部分に関してだけ言えば) ”苦労” と ”一喜一憂” と ”努力” と ”知識をつけること” と ”家族の協力” の末、
受け入れて自分の理解者であろうとしているとは思う。
傷がやっと治ってきた頃には、新しく掻き破った傷がすぐ近くに生まれている落胆。
毎日お風呂上がり体中に薬を塗ることで、すぐに薬を吸い重たく汚くなるパジャマ。
食生活についての正しい知識を得ること。
シャンプーも洗剤も服も全てにおいて優しものを、より良いものを選ぼうとしてくれる親。
受け入れてくれる人はいる事も知っているし、自分がそういう人を選ぶ力を身につけたら良いことも知っているし、マイナスな感情を抱く人がいる事も知っている。
私は自分を守りたいから、自分の見方以外は引き寄せたくないと思っているから、伝え方だけは考えていきたいなと思う。
自分が気にしていることを、克服しようとしていることを、やっと受け入れられたことを、人に指摘されること以上に傷跡が消えないことはないのではないか。
色んな考えを知って、受け入れながら、私は自分の生きやすい明日を作ることに今日も全力投球していきたい。
なんと言っても自分が大切だから、多分。
アトピーと向き合いながら恋愛している多くのみなさんは、何か考えていることはありますか?苦労よりも幸せが勝ちますか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
アトピーについても、日常の出来事をまた綴っていけたらいいなと思います。