4#36 日本の教育機関はAIに代替可能な人材を排出している?

4#36 日本の教育機関はAIに代替可能な人材を排出している?

くーさん
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※試聴版。オリジナル版(13:27)は購入後に視聴可能。

のっけから結論を書きました。新井紀子さんの『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を聴いた中に繰り返し述べられている内容です。

新井紀子 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%BA%95%E7%B4%80%E5%AD%90

AI vs. 教科書が読めない子どもたち https://audiobook.jp/audiobook/239200

AIで東大の受験をしてみよう。という実験で、AIの得意不得意と限界を探るものです。
結論から言うと平均的に偏差値60は叩き出します。ということは、すでに普通の大学なら人間に混じっていてもいい成績で通過する可能性があるということです。

東ロボくん - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%81%8F%E3%82%93

現在のAI技術では"文字は読めますが意味はわかりません"。意味がわかってない東ロボくんが大学受験をする人の平均より上にくる事が問題(と著者は考えている。)で、つまりこのタイトルになっているAIで代替可能な人材が増えている。(と著者は考えている。)と私は理解しました。

問題点が明らかになったとして、著者は受験生の読解力をテストする一般財団法人をたちあげています。詳しくは以下のサイトの紹介動画を見るといいと思います。

教育のための科学研究所
RST
リーディングスキルテストについて - 教育のための科学研究所
https://www.s4e.jp/about-rst

この本はAIの基礎としても、数学の雑な歴史としても、現在の若者の読解力の問題としてもよめる本として、オススメできます。

配信日 2020-12-01

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