『なつぞら』考 「そんなに応援しないでよ」~5/15記ス
いや~、「そんなに応援しないでよ」ってすごいセリフ♡♡♡ 言ったなっちゃん、言われた天陽くん、それぞれのきまり悪げな表情も絶品… (*´Д`)
あ、今日の『なつぞら』もよかったわ~って話です❣
行きたいけど、背を押してほしいけど、引き留めてもほしいんだよね。子どもでいたい気持ちもあり、天陽のそばにいたい気持ちもあり。いいね、いいね、モラトリアムだね、青春だね✨
「もともと、人間の生き方にいいも悪いもないんだよ。そんなの、人間がこしらえた観念に過ぎないのさ。自然の中で生きている者はそんなこと思わない」
北海道の寒村に生きて、本とか読んでるふうもないのに、次々と哲学的なことを言う天陽くん(吉沢亮)。お釈迦様とかキリストとかみたいな人が若いころは、きっとこんなんだったに違いない。
でも、エセ哲学者エミには見えている!ビシ
天陽くん、君が今、むきになってなつを急き立てて東京に行かせようとしているのは、「本当に好きならその人の幸せを願うべき」なんていう、高校生くらいの子が読むマンガに描いてあるような切ない思い込みからなんだよね。
うんうん。いいのじゃよ。君は18歳なんだから。
いつも達観している君が、「達観しなきゃ」と頑張ってるさまを見るのは楽しい。そして、頑張ってることをなつ本人に指摘されて憮然とするのはサイコーだった。
山小屋の美少女にときめく若き日の綾野剛…いや照男兄ちゃんも、いい。安心して好きになれる相手って、なんてすばらしいんだろう。
朝ドラは時々、月9に勝るとも劣らぬ恋もようを見せてくれます。むふふ♡
東京大空襲で始まったこのドラマ。
なつも、天陽も、照男も、そして山小屋のサラちゃんも。
昭和10年代に生まれた彼らが、恋と未来を天秤にかけたり、鼻の下伸ばしたりできるようになったのも、平和になったからだよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?