心身の限界、そしてブチギレる
2014/10/15
相変わらず掃除、洗濯でへとへと。そして変わらずひどい下痢。これでは断酒日記ではなく過敏性腸炎の日記だ。
それでも5回分の洗濯、布団干し、家じゅうのそうじをした。あまりにも激しい下痢でおなかに力が入らない。
カートにつかまりながら必死で買い物をして車から荷物を運ぶ。子供は食べ盛りの絶頂。安くて栄養価の高いものを探してまわる。
これから食事の支度をしなければ。しかも頑張ってもワインを飲めないのに。
この後がさらに辛かった。仕事のメールをすぐに送らなければならなくなったのだ。食料品を冷蔵庫にしまえない。アイスは溶ける。
こういう日は本当は外食がいい。安い外食。しかしお金のことや翌日のお弁当のおかずのこと、子供が何時に帰宅するか分からないこと、そしてお酒が飲みたくなることを考えると家で食事をつくらなければならない。最後の最後の力を振り絞って。
倒れそうになりながら和食を数品作った。もう何もかもやめたい。
何とか食卓について家族で食事を始めた。
夫はまた隣でアルコールを飲む。
「死ぬほど疲れた」という私に夫が
「エリちゃんはいつも疲れてるエリちゃんが疲れてないことなんかない」と言った。
ついに私の我慢の糸が切れた。心身の限界を超えたと思った。
私は自分の皿にあった、箸をつけていない煮物を鍋に投げ入れた。
「そうだよ、あなたにはわからないよ、あなたたちの誰もわからない、こんな苦しみ!」
「ええ、あなたの言う通りお酒をやめてから疲れもひどくてそれが全然癒されないです。最近はおなかの具合も悪いしこの4か月疲れてないことなんかないよ。横で飲まれるお酒のにおいもたまらない。我慢できないですよ。
もう食べないで寝ます!!!」
と吐き捨てるように言って私はテーブルを離れた。
本当は夫は関係ないのに。
お酒を飲めないストレスがひどくて、関係のない家族にまでこんなことを言った。子供と夫は少し驚いたようだった。
実際私は、お酒を飲んでいたときに家族に迷惑をかけていない。
だから夫も子供も「飲めばいい」と時々言う。断酒をしていることをほめてももらえない。
断酒の理由を理解させるのはこんなにも難しい。
もう家事も仕事も限界にきている。自分の時間など1分も作らなくても寝るのは常にAM2時だ。
飲んでいた時よりも体力が落ちているので仕事をできる量も減っている。
心身共にへとへとだ。どうすることもできない。限界とはこういうことではないかと思いながら、泣きながらシャワーを浴びた。