植物資源
ふと、手にしたウェットティッシュをみたら、「このティッシュは、お米からつくられました」的な一言が書いてあった。
あれかな、と思った。ワラを植物繊維として利用して、ウェットティッシュに加工した、そういうことだろうか。
ならば、と思った。この時期、とにかく雑草(「雑草」という名前の植物はなくて、全部名前がある、らしいけれど、、、)特にすごいのはカヤとか、そうした繁殖力旺盛で、目の敵にされている植物を、加工して植物繊維として、木材からの植物繊維の代わりにできないかな、と思った。つまり、特定の植物を指定して買い取るとか、そういうことではなくて、私自身や、うちの近所で畑やら道路やらの雑草と格闘している方々が、70Lとか90Lとかの袋、満タンに詰めて焼却ゴミに出している「雑草」を、そのまま資源として加工して、そこから植物資源を抽出する技術、ないかな。っていうか、なんかある気がするので、私自身がもう30年若くて、人生を同時進行で2回とか3回とかできるなら、こんなところで書いていないで私自身がやってみたい。
まず、あれかなぁ、、可能な限り植物の種類ごとに分類して、というか、いわゆるABC分析の手法で、最もボリュームの多い植物から順に、一般的な工業過程でクラッシュしたドロドロの液体を顕微鏡で観察して、記録を残し、加工しやすさを分類し、クラッシュすると繊維が短すぎる植物種については、繊維の端点を観察し、結合可能な化学構造を記録していって、「最終目標」は、「雑草ひとまりの焼却ゴミ」から「資源としての植物繊維」を取り出すこと、だけれど、段階的に種類を限定して、いわゆる「パルプ原料」と同質の材料にまで加工する、なんてことを、やってみたいけれど、、、どなたか、興味はないかなぁ、、、。
いや、それだけではなく、紙の原料に伝統的には「こうぞ」とか「みつまた」とかを使っていた、のが、いわゆる「西洋化」で、「パルプ」から紙がつくられるようになった。その間の折衷案というか、和紙とも洋紙とも言い難い「The 紙」的なものを創り出す、さらに言えば、そこから「The プラスチック」的な「材料」を創り出す、そういうことは、できないもんかなぁ、と思ってしまった。植物学の分類学は、切り口を変えれば、有機化学ですもんね。たぶん。
さらに言えば、埼玉県内の、私んとこみたいな零細企業が、植物による発電を研究している。私もやりたいんだけれど、なかなか、、、。
電気ナマズとか、電気ウナギは、ふつうの動物がどれも持っている発電機構を直列につなげて、イザという時は数百ボルトの放電を可能な肉体を持っているらしい。
動物ばかりではなく、「触れると葉っぱを閉じる」ネムノキ(だったかな)とか、食虫植物で、虫に反応して葉っぱを閉じるモウセンゴケとか、おそらくは「電気信号電圧」の生成機能を持っているように思うし、植物であっても「電気信号」は、電圧レベルの差こそあれ、普通に「発電」して自家使用しているように私は考える。
これ、深入りしてみたい。何か。「金鉱脈」があるような気がしてならない。
なんて、思うけれど、思えば、安倍総理の時に「いつ金になるかわからない基礎研究なんかには金を出さず、すぐに目先金になる応用研究にこそ金を集中すべきだ」的なことを言い出されて、それが基本的な流れかな、と思う。産業界の偉い方々が同じ発想をしているから(ってか、産業界が自民党を動かしているから)、その結末が、半導体調達の危機だと私は思う。いつ金になるかわからない「基礎研究」に、国の補助が期待できないなら、国に変わってその辺を調整してくれるNGO的な、研究者OBとか、技術商社的な会社のOBとかが集まって、新しい産業を創出する足場はできないもんかなぁ、なんて、ふと、思ってしまった。安倍さん以上に、麻生さんなんて最悪だし、まだ生きてるし。あの人が生きていたら、新しい技術育てる芽は、つぶされる気がする。個人的な感想ですが。(その辺の話題は、また別ページで。もう眠いので。)
植物で発電。「物理的な発電」よりも、「化学的な発電」の方が、クリーンさ、効率、すべてにおいて高い気がする、けれど、根拠はない。根拠を提示して、学会論文を書ける、くらい、あれこれやってみたい気がするけれど、、、。私の人生は、残り時間が少ない。ので、どなたか、、、。
以上