![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37409734/rectangle_large_type_2_7550e320ebfe3606c589b3186253a70e.jpeg?width=1200)
美智子さまのお言葉に、感銘を受けました。
2020/10/24 芸能記録no.11「できなくなったことは…」
前日10月20日、美智子上皇后陛下は86歳のお誕生日を迎えられました。
宮内庁が発表した近況によると、
新型コロナウイルスの感染拡大を気にかけ、
外出を控えるなど上皇さまと静かな日々を過ごしているそうです。
医療従事者らの努力に心を寄せ、
活動を自粛する人々の置かれた厳しい状況を案じているといいます。
このニュースでの、あるお言葉に私はすごく感銘を受けましたので、
ここに記録しておこうと思います。
「できなくなったこと」への考え方
上皇后陛下は、2019年8月に早期の乳がんと診断され、
翌月に手術を受けられているのですが、
それ以降、術後のホルモン療法が影響とみられる左手指のこわばりにより、得意のピアノ演奏に支障がでているそうです。
大好きなピアノが思うように弾けなくなってしまった。
そのことに対し、上皇后陛下はこう考えられているといいます。
今までできていたことは、”預かっていた”こと。
今のできないことは、”お返しした”こと、
と仰せられ、受け止められているとのことでした。
今の自分の体は、もちろん両親から貰った物ですが、
もっと大きな意味では、神様から「借りているもの」だと言われます。
私たちは、この借りた体を使って人生を楽しむ義務があると思います。
この体を大切に大切に扱い、
自分のために、人のために、尽くす、喜ばせる。
一生懸命、この体で生き抜く。
そして、最後は神様に「お返しするもの」だと。
美智子さまのお言葉は、
できなくなったことだけに囚われて頭を抱えるより、
今まで自分を楽しませて貰ったことに感謝して、
そして神様に「お返しした」という意味なのではないか、そう感じました。
ネット上では。
・美しいお言葉に、思わず心が震えました。
生き方が言葉に現れるとは、このことですね。
・美智子さまの素晴らしいお人柄がでていますね。
今までできていたことに感謝して、
ありのままの今を受け止める、素敵な生き方。
・私は年を重ねて、段々とできることが少なくなっています。
しかし、このお言葉を知って元気をもらえました。
ありがとうございます。
私にとって美智子さまは、可愛らしい上品なお方、
そのイメージが強いです。
どんな人生を歩まれてきたのか、どんな考えを持っているのか、
そのようなことは分かりませんが、
きっととても優しいお人柄なんだろうな、ということが垣間見えます。
美智子さまは、決して万全なご体調ではないようですが、
上皇陛下に不自由がないように、献身的に支えていらっしゃるそうです。
平成という時代30年もの長い間、
上皇陛下とともに日本を支えてこられた上皇后陛下。
この日本にとって、
陛下がご存命なのに天皇の座を降りるという選択は初めてでした。
でも、だからこそ私たち国民は晴れやかな気持ちで、
新しい時代「令和」を迎えることができたのだと思います。
どうかご無理をなさらず、
これからも上皇陛下、上皇后陛下共に、
いつもテレビで観せてくださる変わらない穏やかな笑顔で
いていただきたいものです。
できなくなってしまったことだけに目を向けるのではなく、
そのこと自体に感謝して、
また新たに神様にお返しできるものを育てていきたいと思います。
おりょう☺︎