あおざくら
あおざくらを読んだきっかけはいくつもの偶然が重なった事だ。
初めて出来た同郷の後輩ができたこと。
その後輩が防衛大出身だったこと。
そいつと話した帰りの電車でアオザクラの広告を見たこと。
広告の引きの強さとあまりの偶然に驚き、とりあえず無料で読める範囲(1巻〜4巻)まで読んでみた。
まんまとハマった。
ただの防衛大学生の日常を描いているだけのはずなのになぜか引き込まれて
いつの間にか全巻買ってしまった。
防衛大学生には失礼かもしれないが、
漫画の中で描かれている防衛大生の生活とテレビの労働環境は
少し似ている。
・好きな戦闘機に乗りたい
・PKOに携わりたい
・国を国防を背負うリーダーになりたい
様々な夢を持った同期が、辛い環境に耐えきれず辞めていく。
テレビもそう。
・好きな芸能人に会いたい
・面白い物を作りたい
・藤井健太郎や佐久間宣行のような演出家になりたい
様々な夢や目標を持った人間が入社し、
テレビ制作の現実を目の当たりにし去って行く。
高校を卒業し、夢を抱き新しい環境に身を投じる登場人物の様が
自分達と重なってしまう。
あの時、同期の異変に気付けていれば。
あの時、もっと同期と話せていれば。
あの時、もっと上司と近づけていれば。
会社に入社して直面したあの時に自分より年下の子供達が直面し、
悩みもがく姿を見て俺らのifの世界を見せてくれた気がした。
もしかすると、私とあおざくらの出会いは必然だったのかもしれない。
まあこんなADの一人語りはどうでも良くて
シンプルに防衛大学の生活を非日常として味わうも良し
・主人公や仲の良い同期やライバルの成長
・頼りになる先輩
・新しく出来た後輩との向き合い方
この3つを通して人間関係に困った時に読むも良し。
登場人物の夢に向き合う真剣さを仕事のモチベーションアップに使うも良し。
色んな見方、楽しみ方があるマンガだと思うので是非読んでみて下さい。
ちなみに16巻は激アツです。
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