やめてはじめたこと
一昨年の12月に仕事を辞めて1年が経った。
仕事をしているときは「1年なんてあっという間!」と思っていたが、仕事を辞めても毎年分母の数は増えるので、当然「1年はあっという間」の速度は緩やかに早まっているのである。
1年が年齢分の1というと考えるだけで恐ろしくなる。
そんな1年を通してやっと時間に余裕ができたので、ここぞとばかり新しいことを事を始めてみた。
続いていること、続かなかったこと、どれもやってみたら、始める前の感覚とはイメージが違うことが多かった。
簡単に私の場合はどうだったのかということを書いてみようと思う。
はじめたこと
二拠点生活
釣り
ヨガ
創作
貝殻
木
絵
読書
散歩
英語の学習
note など
ひとつひとつ振り返ってみよう。
二拠点生活
夫が定年退職したタイミングで始めてみようと言うことだったので二拠点生活をすることが私にとっても退職の理由になった。
昨年2月に三浦半島に小さなアパートを借り、小さく引越し作業を行った。
私が一人暮らしをしていた時に使っていた家財道具をほぼ一式保管していたので大体のものは揃っていた。
2週間くらいのタームで東京と三浦半島を行き来している。車で1時間半~2時間くらいの距離なので移動はそれほど苦にならない。
大きな荷物といえば、いくつかの植木鉢とゴルフバックと小さな糠床、それに食料品のクーラーボックスくらいで、あとはこまごましたものを積んで移動する。
食料品とは主に冷蔵庫の中のもので、消費期限のあるものが中心。移動日にはできるだけ少なくなるようにしているが、それでもクーラーボックス1つはいっぱいになる。
冷蔵庫の点検をしょっちゅうできるようになったのはいいと思う。
どちらかの家に2週間もいれば、また一方が恋しく感じるのでどちらの生活も新鮮に感じられるようになっている。
二拠点生活についてはとても、「やってよかったこと」だと感じている。
釣り
二拠点生活のロケーションハンティングをする過程で磯釣りを始めてはいたけれど、三浦に住むようになって本格的に始めることになった。
岸壁からだったり、砂浜で釣ったり、堤防だったり、釣り公園だったり。
はじめのうちは夫からレクチャーを受けて仕掛けを作り餌をつけた。
今も教えてもらわないとできないことは多いけれど、少しずつ慣れてきている。
船にも乗った。沖釣りはやはり気持ちがいい。
noteでもカワハギ釣りのことを書いた。
やってみると釣りが大好きになって、今年は去年以上にしたいと思う。
ヨガ
基本的には好きな方なんだけど、これは続かなかった。
昔、スポーツジムに通った時もそうだったんだけど、スタジオに行く→ロッカールームで着替える の部分がレッスンの楽しさを超えるほど苦手のようで、何だろう?あの遠慮しながら着替えたり、ちっちゃくなりながら荷物をまとめたりするのが足を遠のかせたように感じる。
ならば自宅で!とYouTubeを見ながらやっていたこともあったのでけど、何となく続かなかった。。。。。。
創作
【貝殻】
三浦の砂浜で見つけた貝殻が、かわいいおばけに見えたところから始まったもので、
美術的な能力・感覚が(あと運動神経もだけど)ゼロの自分にはこういったものはできないのでは?と思いながら恐る恐る作ったのがこちら。
笑っちゃうくらいオソマツなできなんだけど、自分にとっちゃかわいい。
「そうか!それでいいんだ!下手でも自分にとってかわいいと思うものならいいんだ!」と気づき、調子に乗っていくつか作った。
まあ、こんな程度のものなんだけどやってみたら案外楽しかった。
樹脂粘土の扱いがまだまだ慣れないところではある。
【木】
森や海に行くといい感じの枝を拾ってくる癖があり(犬か?!)
何か使い道はないかと思案したところ(使い道のないものを拾ってくるのか!?)、何となく箸置きくらいにはなりそうなので製作中。
これは今後に期待したいところではある。
【絵】
何度も言うが、本当に美術的センスがない。
ないのに描きたい。何を書いていいのかもわからない。でも色が好き。
36色のマジックで自由帳に(これって死語?)絵を描いてみた。
今の時代、電子データにするにはどうしたらいいのか?と考えたところで初心者でも手を出しやすいペンタブレットを購入してみた。
購入してみたはいいが使い方が全く分からない。
泣きそうになりながらネットで調べてなんとか最低限、絵が描けるところまできた。
まだ、解決しないことは山積みなんだけど、とりあえずnoteのアイコンを作ることができた。
拡大すると色々見えちゃうのでアイコンサイズで勘弁してほしい。
でもこれも少しずつやっていきたいことの一つだ。
読書
これは仕事を辞めたから始めたことではないのだけど、読書の時間を今まで以上に取れるようになったということで入れてみた。
私はそれほど、読書ができる方ではないけれど、図書館へ行くようになったら読む本のジャンルの選択肢が増えたように感じる。
マンガさえもそれほど読んできたわけではないが、たまたま図書館に手塚治虫のマンガが置いてあったので懐かしく振り返ってみたり、読んだことのなかった作家の小説も読んでみたりしている。
本屋を色々回ってみるのも楽しい。
散歩
これは今、一番多く時間を取りたいこと。
若いころからとにかく歩くことだけは人の何倍もしてきたと自負している(?)ので歩くことは全く苦にならない。
ヨガが続かなかったのでできる運動と言ったら歩くこと。
モチベーションはピクミンブルーム。
知り合いに教えていただいて始めたピクミンブルーム。ピクミンのかわいさと手に入れられるアイテムが楽しくて歩くモチベーションを保っている。
英語の学習
中学生の頃は自分は英語が得意だと思っていた。
大人になると、振り返っても全く英語がわからないことに気が付いていた。
それでも今の時代は英語が話せる人々が周りにたくさんいるし、英語が話せると広がる世界は大きいのではないかと感じるようになり、本気で中学英語から復習してみようと思った。
やってみると忘れていることもたくさんある。しかしあの頃必死に覚えたことが、おんなじ形で残っていると嬉しくもなった。
比較級とか最上級とか。
私はDuolingoというアプリを使っている。
最初はもちろん無料でしばらく使っていた。しかし、本気で学習したいと思っているなら無料では足りないのでは?と思い始めて有料プランに変更。
ところがもうひと段階プランを上げるとAIと会話ができるようになった。
その手は桑名の焼き・・・と思ってはいたのだけど、話せるようになるには会話することがとても大事だし、今の状況じゃ英語が話せる友達と英会話をするシチュエーションがないし、ということを鑑みて、MAXプランにした。
宣伝するわけではないのだけど、AIすごい!っと思わずにはいられない。多分もう世間的には、AIは当たり前にすごいのかもしれないけれど・・・。
SNSで同じアプリを使っている人たちのコミュニティを見つけ、それもモチベーションになっている。
サボっていると「フレンズ」からつつかれる。そしてつつくこともできる。
もう1年近く続いている。
no+e
そしてこのnote。
いにしえの昔、30代の頃にブログをやっていた時期もあった。
その頃、勤めていた会社の先輩が書いてくるコメントがちょっぴり嫌がらせでストレスになって書くのをやめてしまった。
それからは文章らしい文章を書いていなかった。
でもnoteを見ていたら、書いている方々がとても自由に表現していて、やってみようと思い始めた。
週1回投稿くらいのペースだけど、自分と向き合う時間になっているように感じる。
続けられるといいなあ。
時間に余裕ができて始めたことを書いてみたのだけど、もし何かを始めてみようか悩んでいる人の背中を押せたらいいと思う。
案外思い込みってやってみると壊せるのかもしれないと感じた1年だった。
きっかけは求めていると出会えるものだから。
どうか必要な人にとどきますように。
読んでくださってありがとう。