上野俊治です「自分にどんな価値があるかわからないんです。」という人への回答
昨日、あるビジネス系の集まりで、
「起業したいけど、自分にどんな価値があるかわからないんです。」
という質問が出たのですが、
結論からいうと、
自分の中に価値があるかどうか?、
強みがあるかどうか?才能があるかどうか?なんて、
ビジネスにおいては、まったく、意味のない質問です。
「今年の夏は、海で泳ぎたいと思ってるんですけどね!
でも、自分は、絵が下手なんですよ・・・。それでも、泳げますかね?」
・・・って言ってるようなものです。
関係ないです。(爆)
必要なスキルとしては、
・日本語をしゃべることができるスキル
・文字が書けるスキル(←最近、僕は、これが危ういんですが(爆))
・日本語が理解できるスキル
・電卓つかって、足し算、引き算、掛け算、割り算ができるスキル
このスキルだけあれば充分でしょ。
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で、実は、大事なのは、
「自分に価値があるかどうか?」ではなく、
「価値を見つける力、創り出す力」です。
(あと、需要を見つける力)
これさえ、あれば、一生、生きていけますので。
たとえば、漁師さんは、
自分に価値があるかどうか考えて漁をしてないでしょ?
自分には、魚を釣る強みがあるから・・・
と考えて魚を釣ってないでしょ?(爆)
海に、『価値』(=つまり魚)を船を使って見つけに行って
網をひろげて、船で持って帰ってきて「魚ほしーー!魚食いてー!」
という人のところに行ってお金と交換してるだけですからね。
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起業しようと思ってたりする人で、
「自分にどんな価値があるかわからないんです。」
という悩みを持つ人は、知らないうちに、頭の中が
『ビジネス = 自分のスキル、能力を使うこと』
という凝り固まった方程式になっているのかもしれませんね。
『自分のスキルや価値を使って起業するビジネス』
の種類しか知らないのかもしれません。
でも、他にも、ビジネスパターンは膨大にあるんですからね。
あくまでも、自分のスキルや能力、才能を使うビジネスに
こだわりがあるんなら別ですけど。職人とか・・・。
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ちなみに、僕なんかも、自分の価値やスキルでデビューしてません。
起業は、IT系の業界でデビューしましたが、
プログラムも一応、昔、組んだことがありましたけど、
専門のプログラマには勝てません。
ただ、そのプログラマーのスキルとプログラムが
市場価値としてどれくらいの価値があるのか?は理解してました。
なので、自分で組むのではなく、
周りにいる東大法学部出身の天才プログラマーや
自分より一回り年上の元・富士通の天才プログラマーを
連れてきて、見積もりとって、
それを欲しがってる会社を見つけ出して
プログラムを売って利益を得ていました。
<起業したばかりのころの話>
【上野とプログラマの会話】(超・簡略化して書いてますが)
上野:「こういうプログラムを作ると見積りいくらになります?」
プログラマ:「そうですね。100万円もらえれば余裕かな」
上野:「じゃあ、これを僕がいくらで売ってきても文句言わない?」
プログラマ:「ぜんぜん、いいですよ!100万もらえれば御の字です!」
上野:「じゃあ、売ってきまーす!」
↓ 営業先に移動
【上野と営業先の会話】(超・簡略化して書いてますが)
上野:「これこれ、こういうプログラム欲しくないですか?たぶん、他の会社の技術では作れません。」
営業先の人:「欲しいです!いくらですか?」
上野:「いくらくらいだと思いますか?」
営業先の人:「うーん、200万円くらいでできたら嬉しいな」
上野:「じゃあ、200万円でハンマープライス!」
営業先の人:「ほんとですか!やったーー!お願いします!」
利益100万ゲット! (・∀・)
プログラマーさんも大喜び!
営業先の人(お客さん)も大喜び!
<まとめ>
上野がやったこと
↓
【(プログラマと)しゃべって、移動して、
(営業先と)しゃべっただけ】
【追記】
なので、起業する際には、
「自分の中に価値があるかどうか?」を自問自答するのではなく、
「自分は、何の分野においてだったら、価値を判断できるか?(つまり、目利き)」
を自問自答したほうが
ビジネス的には高い成績をとれるはず。しかもスピーディーに。
最後のまで読んで頂きありがとうございます。
今後もあなたのお役にたてる記事を投稿していきますので
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おじさん有頂天になってどんどん有益情報を出しちゃいます。
では、また