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Photo by
ekakinonakagawa
良質な論点の設定方法
"I Would Spend 55 Minutes Defining the Problem and then Five Minutes Solving It."
なんてアインシュタインが言ってたらしいが、解くべき問題を定義することは問題を解くことよりはるかに大事である。なんせ、解くべき問題が違っていればすべての解答に向けた労力は無に帰すのだ。
コンサルに入ると死ぬほど「論点は何」って聞かれるけど、そもそも論点は何かという説明を受けることはあまりない。そして、どう論点を設定するのかの丁寧なレクチャーを受けることも。
実際のところ、「イシューから始めよ」「論点思考」あたりを渡されてレクチャー終了となることが多いのだが、本稿ではもう1歩踏み込んで実用的な論点の出し方を語っていきたいと思う。
余談だが、概ねイシュー=論点として本稿では扱う。ここら辺の分類は諸派あるので、気に入った定義を使うと良い。
論点の設定と解答は人生のほぼ全ての状況で役に立つ基本テクニックなので、コンサルであろうとなかろうと身につけてた方がいいと思っている。
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