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政治家に必要不可欠なのは豊かな精神

財物の貧しさは容易に治せるが 精神の貧しさは治せない

おはようございます、良仁です。

一週間ほどシンガポールにいましたが日本より快適でした。(笑)

シンガポールと日本を比べると、改めて日本は貧国になったと実感しました。経済的にだけでなく精神的にも貧国になったと実感しました。

猛暑の中での選挙戦、期日前投票数は前回を少し上回っているようですが、他国に比べると『投票権は自分の普段の生活に対して経済的精神的に大きな影響を及ぼす政治を決める重要な権利である』と理解して行使している有権者は二人に一人で半分の有権者が権利行使を放棄しています。

二人に一人の有権者の投票権利放棄が現在の国民を無視した悪政を引き起こしている主原因の一つです。

今まで投票権を行使していない二人に一人の有権者の方々には、自分で政治を決めるという強い意志で投票権を行使していただきたいと強く願います。

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さて、冒頭の言葉はトマス・モンテニュの随想録『Les Essais』の中の言葉です。

財物の貧しさは容易に治せるが 精神の貧しさは治せない

彼が言うように経済的な貧しさは財物によって簡単に解決しますが、精神的な貧しさは財物では解決できない厄介な問題です。

日本国憲法には国民主権が明記されています。国民主権は日本国憲法の大原則であり、日本国の政治を決める権利を国民が有することを宣言しています。

しかし、国民が決めた政治によって、多くの国民が経済的に貧しいというのでは困ったものです。 (笑)

モンテニュが言うように、国が十分な財物を提供するだけで国民の経済的な貧しさは簡単に解決できます。

にもかかわらず、この国の総理大臣以下閣僚も官僚も、有り余る国の財物を湯水のごとく浪費するくせに、苦しむ国民に提供して財物の貧しさを治そうとしません。先進国と呼ばれる国の中では、これほど支離滅裂な悪政は日本だけです。

つまり、無能どころか、シンガポール人に言わせれば卑怯で臆病な狂人集団がこの国の政治を行っています。(笑)

国民は大きな大きな間違いをしていました。

何十年にも及ぶ自民党や公明党による無能政治を目の当たりにしながら、無能政治を直視せず、臆病で日和見に『今だけお金だけ自分だけ』という呪文を唱え続けていたのです。

この国の総理大臣や閣僚や官僚といった経済的富裕者たちは精神的極貧者の集団だということを理解していませんでした。

モンテニュが言うように、 精神の貧しさは治せないのです。

この国の総理大臣や閣僚や官僚の精神の貧しさは治せないのです。

彼等の貧しい精神はブラッドラインであり生まれながらの貧しさです。

つまり、国民は政治家として使い物にならないポンコツに善政を期待し続けるという大きな大きな間違いをしていたのです。(笑)

与党の面々だけでなく野党の面々もそうです。何十年もの間、精神の貧しい与党を倒せないのは野党の精神も同じように貧しいからです。日和見で臆病だからです。(笑)

三流国に成り下がった日本の悪政を善政に変えるのは簡単です。

選挙で精神の貧しい政治家を落とせばいいだけです。選挙で精神の豊かな政治家を選べばいいだけです。

豊かな精神とは何でしょう?

政治によって、すべての国民が豊かで幸せに暮らすことを最優先する政治家としての心です。

仁徳天皇は、国民が豊かで幸せに暮らせるようにと、治水・灌漑のために日本初の大規模土木工事を行い、農地開拓を進めていました。

ある日、民家から炊飯の煙が出ていないのに気づいた天皇は、もしや労働で国民が疲弊しているのではないかと考え、即座に減税を行ない工事を減らしました。

それから3年後、民家から立ち上がる炊飯の煙を見た天皇が詠んだ歌が有名です。

高き屋に のぼりて見れば けむり立つ 民のかまどは にぎはひにけり

高等教育を授かったはずの岸田総理大臣やその他の閣僚や官僚といった国の経済的富裕者たちは、最高学府でいったい何を学んでいたのでしょうか?

仁徳天皇が政治家としての豊かな精神を教示しています。

話を戻します。

三流国に成り下がった日本の悪政を善政に変えるのは簡単です。

選挙で精神の貧しい政治家を落とせばいいだけです。選挙で精神の豊かな政治家を選べばいいだけです。

それでも、今までと同じく投票率が低く、今までと同じ面々が選ばれるとすれば、それはそれで現実を受け入れるしかありません。

なぜなら、この国の国民の精神も貧しいからです。(笑)

我に自由を与えよ さもなくば死を与えよ 

パトリック・ヘンリー/1775年 

エムケイコンサルティング 良仁

fafaPAKOさんの動画を貼らせていただきました。