コロナで明けコロナで暮れる一年
こんばんは、良仁です。「イタリアの食卓 Miho's kitchen」さんの動画「年末最後のおしゃべり。複雑な思いを吐き出しました。」です。いつも冷静で公正な意志の強いご意見に感心しています。先ずはご覧ください。
イタリアでも、12月24日の日没から、東方の三博士来訪を祝う公現祭(1月6日;エピファニー)の前日、1月5日の日没までの降誕節をクリスマスの12日間( Twelve Days of Christmas)と呼び、家族が集まってイエスキリストの降誕を祝っています。
家族との交わりを通して感じた彼女の偏りのない率直な意見はとても参考になると思います。
人は誰しも自己の行動を正当化しがちです。現代社会では、正当化する本人は自分の行動が必ずしも正しくないのを理解しながらも何かしらの事情でそうせざるを得ない状況に追い込まれている場合が多々あります。職域接種はその典型的な事例です。
それ故に、民主主義を掲げる国家である限り、職域接種や無補償の摂取義務化や差別は国民の人権を軽視した国家権力の乱用であり憲法違反です。
コロナで明けコロナで暮れる一年。私たち日本人は、この決して必然的ではなく蓋然的なコロナパンデミックと正しく向き合い真剣に真相を究明しようとしたでしょうか。
世の中の体制を司る権威の意見に対して反対意見を冷静沈着に論じる人々を少数派と決めつけて自由公正平等の精神を逸脱した偏ったルールを無理強いしているのではないだろうか。
現在の日本の衰退の大きな節目となった第二次世界大戦での完敗。当時日本国の体制を司る権威が決めた戦争すべしの意見に対して反対意見を冷静沈着に論じた人々は少数派、非国民と決めつけられて自由公正平等の精神を逸脱して偏ったルールを無理強いされ生命を失いました。
戦後、多くの日本人は、戦争を悔い改めて民主国家日本再建のために身を捧げてきました。私たちの先人の弛まない勤労によって日本国は経済的にも世界一豊かな国家になりました。
すべての国民は、その経済的な豊かさを当然の権利として享受して幸福に暮らしているはずです。
しかし、今の日本人は大半が経済的な豊さを享受していません。体制を司る権威が私腹を肥やしただけです。日本国の立法・司法・行政は形骸化しました。そういう国家体制を司る権威を糺せない私たち国民は大きな間違いをしているのではないでしょうか。
決して必然的ではない蓋然的なコロナパンデミックによる国の疲弊。日本人は、その根本原因を真剣に究明しようとしたでしょうか。
二度と繰り返してはならない日本人の間違い。
それは、世の中の体制を司る権威の意見に対して反対意見を冷静沈着に論じる人々を少数派と決めつけて自由公正平等の精神を逸脱して偏ったルールを無理強いすることです。
おかしな社会になってきました。
自由公正平等を逸脱して偏ったルールを無理強いする一方で、自由公正平等を掲げたSDGs、2030アジェンダが進行している。この完全に矛盾した権威のバカバカしさに付き合える能天気ぶりが現代日本人を象徴していると思うのは私だけだろうか。「生きづらい世の中になってしまったな」で片付けてはいけない。