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生きづらさの正体

老子は、

道の道とすべきは常の道に非ず
名の名とすべきは常の名に非ず

これが道ですと示せるような道は恒常不変の道ではない。
これが名ですと示せるような名は恒常不変の名ではない。
と説きました。

ざっくり言えば、「道は人間の認識で把握できないこの世の根源であり無名の状態であり、そこから生成された天地万物が世俗的な認識の対象となり、名が付き概念として有名な状態である。」ということです。

こんにちは、良仁です。シニアのみなさん、頭痛いわ!と仰らずに、たまにはボケ防止でいいじゃないですか、暫しお付き合いください。(笑)

先程から、届いた相談メールを見ていました。前から、「どうすれば生きづらさを無くすことができるのでしょう?」という類の相談メールがちらほら届いていたのですが、最近数が増えているのに気がついたので、「生きづらさ」について少し話します。

日本社会には日本社会の社会常識というものがあります。言い換えれば社会通念です。「日本の世間一般に共通して認められている考え」です。家でも学校でも会社でも、こうあるべきと共通して認められている様々な概念があります。

もし、あなたが自分の所属する社会の概念を順守することに疑問を生じると生きづらさを感じることになります。

つまり、生きづらさの正体は「順守することに抵抗がある社会常識」です。

「赤信号みんなで渡ればこわくない」1980年代、漫才コンビ、ツービートのビートたけしさんがネタにした流行語です。「いけないことでも、みんなでやれば集団心理がはたらいて罪悪感が薄れて怖くなくなる」という意味ですが、倫理観の強い人にとっては自分の意志に反してみんなの行動に従うのは精神的な苦痛になります。

これが漫才のネタでなく、社会常識になったらどうでしょう?例えば、会社で、会社にとって都合の悪いことは隠蔽改竄が常識。例えば、政府で、政権にとって都合の悪いことは隠蔽改竄が常識。そんな社会にいたら、真面目な人は生きづらいのが当たり前です。

私の投稿記事の中で、たまにアングロサクソン資本主義についてふれていますが、日本では1996年から2001年にかけて金融ビッグバンと称された大規模な金融制度改革が行われて、資本主義形態が、それまでの高度成長期のライン資本主義(欧州型資本主義)からアングロサクソン資本主義(英米型資本主義)に変更されました。

『バブル崩壊』『金融ビッグバン』『資本主義形態変更』は、国際金融資本権力集団を代表していた当時の米国政府によって計画され実行されました。

この米国による日本経済構造改変が多くの日本人が「生きづらさ」を感じるようになる始点です。

資本主義形態の変更によって、日本経済活動が産み出した利益のほとんどは資本家に還元され、労働者にはほとんど還元されなくなりました。

更に、経済活動の失敗はすべて労働者負担になり、リストラ、非正規社員化が積極的に行われました。

アベノミクスにおいても、企業利益は史上最高益を更新しました。しかし、以前の欧州型資本主義では、主に人件費として還元されていた売上利益のほとんどが人件費として支出されず経常利益に計上されるようになりました。つまり、企業利益のほとんどが社員ではなく株主に還元されました。これが英米型資本主義(アングロサクソン資本主義)の特徴です。

欧州型資本主義と英米型資本主義の違いについては、省略しますが、ご興味があればお調べください。


「20年以上の長きに渡る日本経済の衰退」について、財務省や官僚政党自民党は厚顔無恥の屁理屈を並べ続けていますが、他の先進国に例のない異常な衰退の原因は述べた通り1996年の金融ビッグバンとアングロサクソン型資本主義への形態変更です。更に言えば、本来日本国民が享受すべき国の利益のほぼ全てを国際金融資本権力集団が自民党政権と財務省を使って強奪し続けています。それでも自民党を支持する日本人は私には理解不能です。よほど私腹を肥やしているのでしょうね。(笑)


さて、生活する上では経済的概念と精神的概念があります。上述のように、日本は、国際金融資本権力集団が支配している国です。したがって、多くの国民にとっては順守し難い経済概念が社会常識になっています。

彼ら国際金融資本権力集団が掲げているのが米国バイデン政権に代表される世界政府一極支配実現計画です。計画に沿って、コロナパンデミック、不正選挙、ウクライナ紛争などが実行されています。この計画に反対して対峙しているのが多極連合支配を主張しているBRICSを中心にする上海協力機構(SCO;Shanghai Cooperation Organization)加盟国及びオブザーバー国です。未だに、それは陰謀論だと思われる方は私の記事は参考になりませんので読むのをやめてください。

「mRNAワクチンみんなで打てばこわくない」がいつの間にか世界政府推進派によって「mRNAワクチンみんなで打つのが社会常識」に変えられようとしています。知識のある人ほど、自分の意志に反してみんなの行動に従うのは大きな精神的な苦痛になると思います。

このように日本社会では理不尽不条理な経済的概念・精神的概念が社会常識になっています。

しかし、老子が説いたように、「これが常識だと示せるような常識はありません。」すべては、時代の権力者が作った世俗的な概念でしかありません。

もし、みなさんがそうした社会常識を「日本の世間一般に共通して認められている正しい考え」だから順守しなければならないと考えて生活すれば、日本の体制が変わらないかぎり感じている生きづらさが解消されることはないでしょう。

しかし、もし、みなさんがそうした社会常識を「日本の世間一般に共通して認められている誤った考え」だから順守しなくてもいいと考えて生活すれば、感じる生きづらさを軽くできるのではないでしょうか。

生きづらさを感じるか感じないかはみなさんの心がけで変わります。晃の言葉「マインドフル(心がけ)」です。利己ではなく利他です。煩悩ではなく正覚です。簡単ではありませんが、今私たちは簡単でない時代へ向かって進んでいます。

最後までお付き合いいただいたシニアのみなさん、いかがでしたか?ボケ防止のお役に立ったでしょうか?(笑) 最後までお読みいただきありがとうございます。

エムケイコンサルティング 良仁

tukuyo hayriさんの動画を貼らせていただきました。