【入れば一生モノのキャリアの箔】ダッソーシステムズの求人は？
「ダッソー」って聞いたことありますか？聞いたことなければ、チャンスです。今すぐダッソーについて調べましょう。
この記事ではビズリーチの求人をもとに、ダッソー・システムズ株式会社の企業概要と求人解説をします。
（約5分で読めます。約2,800文字）
求人情報
https://www.bizreach.jp/job/view/2102247/?ref=job_search
１．ダッソー・システムズとは？
ダッソー・システムズ株式会社（以下、ダッソー）は日本での知名度は低いですが、世界的に有名なPLM市場のリーディングカンパニーです。
PLMとは『Product Lifecycle Management』の略で、企画、設計、生産、調達、物流、販売、保守・・・と、一言でいえば製品のライフサイクル管理のことです。
ダッソーではPLMの全領域をカバーしています。以下に領域ごとの製品と主要顧客を簡単にまとめました。
CAD（設計）：CATIA 主要な顧客にトヨタ
CAE（解析）：SIMULIA 主要な顧客にTOYO TIREなど
PDM（製品情報管理）：ENOVIA 主要な顧客にテスラ
MES（生産管理）：DELMIA 主要な顧客にBMWなど
その他にも様々な製品がありますが割愛…
それぞれの領域で有名企業を顧客に持っています。この凄さがピンとこない人がほとんどでしょうが、これはほんとにすごいことなんです…
最近はアクセンチュアやデロイトなどを中心に、SAP導入の需要が高くなってきていますが、今後PLM導入の需要も益々高まっていくでしょう。DXの流行の後押しもあり、製造業のデジタル化の流れはこれからも続きます。
つまり、ダッソーで設計、生産などPLMの業務全体像と製品群を学んだ経験があれば、今後一生転職先に困ることはないでしょう。
ものづくり × IT を武器にしたい方にこれほど魅力的な職場はありません。
２．求人内容
では、ダッソーの求人を見ていきましょう。職種はプリセールスです。
https://www.bizreach.jp/job/view/2102247/?ref=job_search
まずは業務内容から。クライアントの文脈に沿った形で、製品の魅力を伝えることが求められそうですね。
【具体的な業務】
• 顧客エグゼクティブの信頼されるパートナー、かつ弊社ソリューションの技術面の代表として最大限の利益を創出するための活動を実施する
• 業界のベストプラクティスや先行事例、また業界動向を踏まえて、顧客のエンジニアリング業務におけるトランスフォーメーション戦略に影響を与えるようなリーダーシップを発揮する
• 営業チームのクライアントエグゼクティブと共に、弊社ライセンス販売につながる顧客戦略の策定に関して、中・長期的なビジネス機会の創出・見極めを通して支援する
個人的に素晴らしいと思ったのは募集の背景についての記述です。規模感や上司の経歴など、働き方がありありとイメージできるようにということでしょうが、ここまでありのままに書いてくれる企業は珍しいですね。
【配属部署について】
現在のチームメンバーの人数構成は7名で複数の製造業界を担当しています。
主な担当業界は産業機器・航空・船舶業界で、このチームで一番売り上げの割合の高い業界が産業機器です。
既存のメンバーではカバーしきれない状況となり、複数の案件でのテクニカルエグゼクティブが不足しているため、新規採用枠を追加しました。
このチームのマネジャーは元ITコンサルティングファーム出身で、社外でも業務DXのコンサルティング活動を行うなど製造業DXを専門とし、長年コンサルティング業務に携わっています。
是非、一緒に弊社プラットフォームソリューションを顧客の価値創造に活かすコンサルティングプリセールに貢献してくださる仲間を募集しています。
求められる経験はこちらです。
【必須（MUST）】
- 大学でエンジニアリングを専攻したり、経営などを学んだ方、または就職後にそれらの業務プロセスに携わった方
- 製造業、エンジニアリング領域及び製品開発プロセスに対する知識
- プレゼンテーション作成（業務課題やAs-Is/To-Be策定など）の経験
- プレゼンテーションを顧客のあらゆるレベル（特にC-レベル）に向けて発表した経験
- 日本語でのビジネス会話が問題なく出来る方
- 英語の読み書き、および抵抗なくコミュニケーションが出来る方
【歓迎（WANT）】
- CAD/CAE/PLM/MESシステムを導入、若しくは導入に対するコンサルティングのご経験
- コンサルタントとして活動経験
- 技術営業としての実務経験
- 英語による海外の人とのコミュニケーションに興味がある方
- お客様へのプレゼンテーションやセミナー実施に意欲がある方
３．求人内容の考察
早速結論ですが、「製造業に関する知見を持っている人は、とりあえず挑戦してみよう」です。
必須とされる経験、知識は
・製造業の知識
・プレゼンテーションスキル
程度であり、門戸はかなり広そうです。英語の読み書きについても記述がありますが、TOEIC800点くらいを目指してスコアメイクすれば、なんとでもなりそうです。
門戸が広い理由ですが、私は
「ダッソーが求める人材は何らかの基準で定義することは難しく、面接でしか判断できないから」
と考えます。特定の製品を扱った経験を必須としないのも、ダッソーの製品知識は入社後にキャッチアップするので、価値観やスキルがフィットする人が欲しいというところではないでしょうか。
ダッソーが扱う製品はものづくりの業務をサポートするITシステムです。それは洋服など売り切りの製品とは違い、売ったところがゴールではありません。売った後も製品を活用し続けてもらえなければ、解約されてしまいます。
そのため、ダッソーのセールスは顧客の課題解決に寄与する製品を売らなければいけません。それには押し売りではなく、顧客の課題に真摯に向き合って、頭を使って解決策を考えるのです。
そうした『顧客の業務課題をヒアリングして、自社の製品で課題を解決できる提案をすること』はとても難しく、職務経歴書から一目で判断できるのもではありません。
なので、ダッソーは門戸を広くし、色々な方と面接をしてその人に適性があるか慎重に見極めていくのではないでしょうか。
なので、少しでも「俺、いけるかも？」と思った人はダッソーを受けてみてはいかがでしょうか？一生モノのキャリアの箔（PLMの業務と製品の全体像を知る経験）をつけることができるかもしれませんよ？
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