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ポケットにハンカチの手軽さで!

介護職の不足に対応する流山市の施策として、年に一回のイベントが開催されています。市内の施設・事業所がそれぞれにブースを立てての合同就職説明会が主なコンセプトですが、流山市からの依頼を受けて介護技術の市民講座を昨年から請け負わせていただいています。

会場も素敵なところでびっくりです!思わず車椅子の階段昇降を実践して遊んでしまいました🤭

会場には介護用ベッドを2台設置して、自由参加で次々に訪れる地域住民の方々が、寝返り・起き上がり・移乗の介護技術に触れてくださいました。ご自宅で実際に介護をされている方や、すでに介護を終えたけど、興味があってお越しくださった方も多くいて、『こうした技術を習える場所があれば良いのに、実際には無いですよね。』『私も主人の介護をしましたが、私は身体も小さくて、力も技術もないので本当に大変でした。』と、専門職ではない人でも介護技術を習得できる場作りは本当に必要だと痛感しました。


それは必ずしも家庭の中で介護をする立場になるということだけではなく、あなたにとって大切な誰かが、身体的な不自由さを抱えたとしても、変わらない友情を持続させるための手助けになるのかもしれません。これに関しては私があれこれと説明をするよりも、素敵なポストと記事を読んでみてください!

専門職がどれだけ飛び回っても、身体の不自由さを抱えた方々のすべての望みを叶えることはできません。それよりも、専門職ではない方々に介護技術を棚卸しすることで、多くの望みを叶えていける地域社会を構築していくというプロセスこそが大切なのではないかと、私も深い教訓をいただきました。

それは障がいを抱えた方々の希望を叶えるための特別な支援を強化すべしということではなく、障がいを理由にして人間関係が遮断されない地域社会が構築されることによって、障がいの有無に関わらず多様な活動が当たり前になる社会を目指したい!

そのためには私たちがポケットからハンカチを取り出す手軽さで、基本的な介護技術が誰の手からも差し出せるようになったら素敵ですね!専門職が地域の中に溶け込んで、障がいがある人もない人も当たり前に手を繋ぐ地域社会の潤滑油となっていく。そんな方向性に介護職が向かっていくのなら、介護職って本当に魅力的で素敵ですよね!


う〜ん。私のあまり上手ではない文章ではこのイメージが伝わりにくいかもしれませんね。だったら皆さんに映像を共有したいと思います!

こちらは株式会社abaさんが主催するイベントですが、2023年の”ねかいごと”で素敵な映像が流れました。介護技術が社会の一部でしかない専門職の専売特許にするのではなく、広く社会に浸透することによって生まれる素晴らしい世界を共有して、是非ともご一緒に目指して行きましょう😊

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