第1回リスクに関する情報連絡会~BCP(事業継続計画)を考える~

概要

5月25日14:30~16:30分まで、兵庫国際交流会館にて、「第1回リスクにリスクに関する情報連絡会~BCP(事業継続計画)を考える~」をハイブリット形式にて開催しました。

開催の趣旨

中長期計画II期(2022年~2026年)における取組課題、「大学資源を活用する地域プラットフォームの形成」の一つとして、前年度に引き続き「緊急時の加盟校間の協力・情報提供体制の構築」に取り組みます。
今年度は大学間で連携するリスクマネジメント体制について考える
本会を年4回開催する予定です。

第1回目となる今回は、「リスクマネジメントとBCP(事業継続計画)について」をテーマに業務経験の有無を問わず、基本的な考え方を理解しやすくするため、対面・セミナー形式で開催しました。

プログラム内容

■第1部「講演会」
BCPは一般的に「災害対応業務」と考えられる傾向があります。忘れてはいけない視点が「継続すべき本来業務」です。
そこを意識したうえで、南海トラフ地震を想定して作成された「香川大学事業継続計画(BCP)」をもとに、BCPの目標・方針、香川県や大学の被害想定、災害時の対応体制、対応・代替拠点の確保、重要業務・非常時優先業務の選定、災害情報の発信・情報共有などについて青田先生よりご説明いただきました。

参加者の方からは、「各大学の防災対策状況について知ることができよかった。」というお声や、「BCPについての理解を深めることができた。また他大学の担当者の方とのつながりができよかった。」と、危機管理マニュアルを作成中の学校もあり、類似の業務を担当する教職員間のネットワークづくりに寄与する機会ともなったようでした。


■第2部「意見交換会」

参加大学のBCPの現状状況共有、阪神・淡路大震災の災害時の対応、学生や教職員の安否確認方法、大学における広報機能、システムダウンの際における対応などについて意見交換を行いました。


意見交換会では、
「危機管理のテーマが大きく何から手をつければいいかが分からない」
「最近、発生した災害を経験された大学から、BCPや初動マニュアルの実践活用事例や、直面した現実から見直しを行った内容等をわかりやすくご説明いただける場があればありがたい」等の意見を頂きました。

開催後のアンケートでは、「各大学の防災対策状況について知ることができよかった。」や「これを機会として、防災時の協力関係の構築を設けるきっかけなればいいと思う。」というお声を頂きました。

次回開催(8月予定)について

第2回目(8月開催予定)は、BCPの重要性とともに、災害が発生した際の学生等の避難の問題など、具体的な課題から議論を進める予定です。
そのために各大学にて「阪神・淡路大震災での学内対応記録の有無やその内容」、「安否確認システムについて(利用しているシステム・運用方法等)」を確認し、情報共有、意見交換等を行うつもりです。
是非ご参加ください。