見出し画像

2023年度 賛助会員様と加盟校の懇親会

開催の趣旨 

賛助会員様に日頃の協力への謝意を示すとともに、兵庫県の活性化のために、コンソーシアムが大学と企業を繋ぐという新たな仕組みづくりに向け、コンソーシアムの活動理解とより一層協力を促す意見交換の場とすることを目的とし、開催しました。


1.日時

2023年12月14日(木)18:00~19:30(20:00まで懇談可)

2.場所

神戸ポートピアホテル 南館16階「宴会場 レインボー」(GBAC STAR認証済施設)

3.参加者

合計 122名
・賛助会員企業  38社70名
・大学      23校39名
       (理事・監事11名、その他学長・副学長7名、教職員21名)   
・行政      兵庫県1名、神戸市1名
・事務局職員   11名

4.総合司会

神戸大学 放送委員会 佐藤 大地さん・津田 ななみさん

5.次第および内容

1)開会挨拶:中井 伊都子理事長(甲南大学 学長)

開会の挨拶を述べられる中井理事長

まず、中井理事長から開会の挨拶がありました。
「本懇親会を通して、賛助会員企業・団体42社(新規:10社)と大学、また賛助会員同士での関係性を育み、ひょうご神戸の発展に繋がることを願っています。今後も引き続き、産官学連携のプラットフォームとして、地域で活躍する人材を育て、ひょうご神戸で学ぶ学生たちの活動の場と学修の機会を豊かなものにするべく尽力してまいります。本日ご出席の賛助会員の皆様には、日頃の支援に対する感謝を申し上げると共に、より一層の支援をお願い申し上げます。」
以上の挨拶をもって、懇親会を開会しました。

2)活動報告

2006年発足、18年目となる大学コンソーシアムひょうご神戸の理念、組織体制、事業内容、活動概要の説明があった後、5名の学生による、活動内容の説明と、活動を通して得た学びや気付き、そして自身の成長と次のステップでどう活かしていくかについて発表がありました。

【テーマ・発表者等】
・企画運営事業:
「企業課題解決プログラム」
甲南大学 経営学部経営学科 
3年生 深田 寛稀さん、橘 美奈さん
甲南大学 経営学部経営学科 教授 西村 順二 氏
株式会社TAT 代表取締役社長 髙野 芳樹 氏

・キャリア事業:
「大学間連携組織を活用した県内大学生の地元就職促進事業」
神戸学院大学 経営学部経営学科 
4年生 木元 俊介さん

・キャリア事業:
「ひょうご留学生インターンシップ」「外国人留学生採用支援事業」
関西学院大学大学院 文学研究科 
修士2年生 姜 文慧さん

・学生交流事業:
「WILL BEプロジェクト」「県民向け防災施策PR動画作成委託業務」
兵庫県立大学 国際商経学部グローバルビジネスコース 
3年生 本橋 凜さん

甲南大学 経営学部経営学科 3年生 深田 寛稀さん、橘 美奈さん
賛助会員企業・大学の方々に向けて活動報告
甲南大学 経営学部経営学科 教授 西村 順二 氏
兵庫県立大学 国際商経学部グローバルビジネスコース 3年生 本橋 凜さん

甲南大学西村教授からは「産官学連携の共同研究が多い中で、学生の新鮮なアイディア・若いセンスだけに留まらず、日々学んでいるマーケティングに基づき仮説検証を行う意義を伝えています」とのお話が、また㈱TAT髙野社長からは「今回の学生提案を受け、楽器店への販路拡大を営業チームで検討しており、売上・利益拡大につながる可能性もあります。産官学のプラットフォームとして本プログラムを提供してくれたコンソに感謝しています」とのコメントをいただきました。学生のさわやかで、若さみなぎる将来への意思表示と、それを支える大学と企業のお2人からの温かい言葉に、満員の会場から惜しみない拍手がおくられました。      

3)乾杯:藤澤 正人副理事長(神戸大学 学長)

乾杯の挨拶を述べらる藤澤副理事長

「学生からの活動報告を聞き、多くの企業様のご支援によりコンソの産学連携活動が成り立っていることを改めて感じました。大学の教育は、次世代の日本を支える重要な使命であると考えています。大学の価値を認めていただくためにも、大学間、産官学連携、協働を促進することで、人材育成に努めていきたい」という挨拶の後、乾杯の音頭を取られました。

4)ご懇談

賛助会員企業と大学の交流の様子①

飲み物と軽食をとりながら、リラックスした雰囲気で、積極的な名刺交換が行われ、交流を深める姿があちらこちらで見られ、終始熱気に満ち溢れていました。

賛助会員企業と大学の交流の様子②

加盟校の方からは、
・大学が遠方にあるため、他大学とのコミュニケーションがとり難いが、県内大学と密に繋がりたいと考えているため、この様な意見交換の機会は貴重でした
・自大学にはコミュニケーション能力が高い学生が多数おり、フィールドワークも多く設定しています。企業課題解決プログラムで連携できる企業があれば参加したい
・外国人留学生の受け入れ数が増加傾向にあるが、就職支援において経験不足な教職員も多いため大学間、産官学での連携、情報交換の場の設計を希望します
とのお声をいただきました。

また、賛助会員様からは、
・コンソは、兵庫県下の大学と企業の橋渡しとなる重要な役割を担っており、地域経済の振興ならびに発展に関しては、若い人材の活躍が不可欠だと考えています。引き続き、地域における唯一無二の拠点として存在感を発揮頂くことを願います
・今後、積極的な外国人留学生の採用を考えており、コンソのワンストップ相談窓口をぜひ利用したい
等のお声をいただきました。

5)閉会挨拶:中村 恵副理事長(神戸学院大学 学長)

「企業と大学は、学生を間に挟み関係を持っているが双方の希望は「学生の成長」です。学生たちは、大学内での成長と同時に、インターンシップ、合同企業説明会やPBLなど企業との関係をもつことで、更に成長していると感じています。今後も企業の皆様には知恵や努力の賜物をぜひ学生に伝えていただき、また大学としては、より一層、学生の成長に通じる教育をしていくことを約束します」と力強く述べられ、散会しました。

6.所感

参加者同士が精力的に交流し、楽しんでいらっしゃる様子から、本懇親会の趣旨に沿った有意義な会であったと感じました。コンソは大学間や産官学の懸け橋として、キャリア・学生交流等の一つの事業に留まらない連携を促進し、多彩な学びを共創し、可能性をつなげる役割を引き続き担っていきたいと考えています。
今後もご支援・ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

7.その他(新聞掲載)

この懇親会の内容は、神戸新聞にも掲載されました。
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202312/0017134291.shtml

                                以上