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【地域で輝く学生vol.80】大手前大学〜神戸市交通局との連携による市営地下鉄海岸線の沿線活性化事業〜

ゼミナール活動の一環として、2022年度から神戸市営地下鉄海岸線の各駅周辺の観光スポットや飲食店を調査し、街歩きマップを制作しています。2022年は第1弾として中央市場前、和田岬、御崎公園駅エリア、2023年には第2弾として苅藻、駒ヶ林、新長田駅エリアを調査し、マップを制作しました(タイトル写真)。配布数は1万部、地下鉄全駅に配架しました。また、2023年春には三宮・花時計前駅と新長田駅構内に全線のマップ(約2メートル四方)を設置しています。

鉄人28号モニュメントをバックに
マップ完成の記念撮影

本事業の目的は神戸市営地下鉄海岸線の沿線活性化です。沿線には近年、ヴィッセル神戸のホームスタジアムであるノエビアスタジアムをはじめ、県立兵庫津ミュージアムやこべっこランドといった新たな集客施設も増えています。一方で沿線の長田区、兵庫区は市内でも人口減少を課題とするエリアでもあり、大学生の視点で沿線の資源を発掘することによって、街の魅力を再発見することを狙いとしています。

新長田にある神戸映画資料館の方に
完成したマップを手渡す学生

内容
・神戸市交通局の職員によるゼミでの出張講義を行いました。
・ゼミ生全員でエリアのフィールドワークを行いました(エリアの理解の共有)。
・調査は各グループに分かれて行い、調査先の選定から取材の申込み、当日取材、写真撮影、原稿作成、校正まで全て学生が行っています(マップデザインはデザイン会社に依頼しています)。
・完成後は調査先に報告と協力に対するお礼回りを行っています。

成果・今後の展望
2024年度はみなと元町、ハーバーランド駅周辺のマップを制作中です(2025年春に完成予定)。本事業は当初2024年度までの計画でしたが、延長し2025年度も制作する予定となっています。

三宮・花時計駅構内に設置した沿線マップ

寄稿:大手前大学 現代社会学部 海老良平 先生