【地域で輝く学生vol.47】神戸薬科大学~がん哲学学校 in 神戸 メディカル・カフェ~
地域で輝く学生、今回は神戸薬科大学の取り組みをご紹介します。
がん哲学外来(がん哲学学校 in 神戸 メディカル・カフェ)とは
がん哲学外来とは、順天堂大学名誉教授の樋野興夫先生が提唱する「医療の隙間を埋める」活動です。
がんであっても尊厳を持って人生を生きることができる社会の実現を目指し、がん患者さんのみならず、ご家族、医療従事者など、様々な方が対話することにより、「病気であっても、病人ではない」安心した人生を送れるよう寄り添う場です
神戸薬科大学では、2014年から「がん哲学学校 in 神戸 メディカル・カフェ」としてカフェの開催を始めました。コロナ禍ではzoomで開催を続け、現在、奇数月に地域連携サテライトセンター(JR住吉駅徒歩5分)での現地開催とzoomでのハイブリッド開催をしています。
学生参加の意義
がん哲学学校 in 神戸 メディカル・カフェでは、本学の学生とがん患者さんと対話を行っています。参加しているのは、地域貢献ボランティアとして活躍する1年〜6年の学生です。
学生にとってがん患者さんと対話することはハードルが高く、「何を話したらいいのか」「自分の言葉で傷つけてしまったらどうしよう」と躊躇することも多くあります。
しかし、カフェに参加していくうちに、「傾聴とは何か」「話を聴くことの重要性」について自然に学んでいます。
また、患者さんからも、「学生さんが一生懸命話を聴いてくださるのに感動した」「若い方に話を聞いてもらって嬉しかった」という声もいただいています。
このように本学のカフェは地域の中で、小さな家族のような役割を果たしています。
神戸薬科大学のホームページにチラシを載せておりますので、ご興味のある方はぜひ御参加ください。
寄稿:企画・広報課 柳川 貴志