見出し画像

ひょうご留学生インターンシップ2024   報告会・意見交換会

概要


日時:2024年9月21日(土)13:00-14:50
場所:兵庫国際流会館 3F多目的ホール
目的:ひょうご留学生インターンシップ・プログラムに参加し実習を終了した学生とその受入企業・大学教職員が会し、学生の学びの共有と、様々な立場からの意見交換を通してこれからの働き方を共に考える時間を持つ。
参加者:総計109名 
●実習生…9校51名
(内訳)大手前大学(3)、関西国際大学(2)、関西学院大学(6)、
 甲南女子大学(2)、神戸大学(3)、神戸学院大学(1)、神戸芸術工科大学(1)、
 神戸国際大学(13)、流通科学大学(20)、
 国籍:中国(19)、ベトナム(22)、インドネシア(3)、韓国(2)、香港(1)、
    ミャンマー(4)
●企業・団体…22社34名(うちインターンシップ受入企業:21社32名)
●行政…3行政2団体14名
●大学…8大学10名
●講師…1名:㈱学生情報センター 桝田 華代 氏

スケジュール

○13:00~13:55 1)実習生による実習成果報告
 ①グループ発表:実習先でのインターンシップの内容について
 ➁個人発表:実習を通して「仕事をする上で最も大切にしたいこと」
○14:00~14:50 2)留学生×企業×大学による意見交換 ~新しい「発見」「気づき」を本音で伝えてみよう~

成果実習報告

 留学生・企業・大学で6つのグループを作り、それぞれのグループごとに学生から下記の内容での発表を行いました。
 まず、グループ発表で実習先でのインターンシップの内容について発表を行い、次に  個人で実習を通して「仕事をする上で最も大切にしたいこと」を発表しました。

自然と笑顔で語る様子から、実習時に良い人間関係が築かれた様子が感じられました

「各部門が協力し合うことで、迅速な問題解決や市場への柔軟な対応が可能になり、企業全体の競争力が高まることを学んだ。」「チームワークの重要性を改めて実感した。」など、業務遂行のために何が必要か、重要かについて身をもって経験した内容を発表していました。

企業の方からの貴重なコメントを聞く学生たち。
今後に活かしていただけるよう、期待しています!

その後、自社の実習生発表を受けて受入企業としてのコメントをいただき、最後に大学の教職員の方から発表会の感想を頂きました。 

企業側からは、「自社の日常業務に対して、新鮮な目で、様々な角度から質問を受けたことで、今まで見えなかった業務改善に対する課題を見つけることができた。」といった声や、「この体験を活かし、自身の希望とあうなら是非入社ということも検討してもらいたい」というお話もありました。

 また、大学からは受入企業への感謝を伝えると共に、今回の経験をもとに、大学での今後の学びや就職活動の成功に活かしてほしいと、学生への期待とアドバイスが伝えられました。

留学生×企業×大学による意見交換 ~新しい「発見」「気づき」を本音で伝えてみよう~

 次に留学生×企業×大学による意見交換を行いました。
 まず企業の担当者から「仕事をする上で大切にしたいこと」は何かを踏まえて自己紹介を行いました。
次に、留学生から実習を振り返って感じた「疑問」や、自身の想像・予測と実際の「ギャップ」をグループ内で共有し、その意見に対しての意見交換を行いました。

意見交換のルール説明


 グループワーク後の全体共有では、「採用時、求められる日本語能力はどの程度か」「企業は面接時学生のどこを見ているのか」「採用面接の際に成績やIS経験の数が選考の対象になるか」という就職に関する質問が多かった様に思います。

次に、企業・団体側から留学生に対し実習を振り返って感じた「疑問」や「不思議」について、質問をして深めていく形式でディスカッションが行われました。
どのテーブルからも笑い声が聞こえて、非常に盛り上がってました。
アンケートからは時間が足りなかったという言葉もあったぐらいです。

 最後に、意見交換会の総括として、神戸大学の田中氏より「留学生の皆さんが活躍する場があることがインターンシップを通じて実感できたと思う。働く上での自身の役割、立場、企業から求められること、自分には何ができるのかを感じることができる場であったと思う。今日のこの経験を期に、もっと日本人と交流して、日本を好きになってほしい。」と学生へのメッセージが語られました。

修了証授与

 交流会の後、実習生への修了証授与が行われました。多くの企業・大学の方が同席下さり、学生と企業や大学の方が楽しそうに歓談したり記念写真を撮りあう姿があちこちで見られました。

企業の方からの修了証授与。ご協力くださった企業の方に、感謝の気持ちでいっぱいです!
素敵な笑顔をありがとう


企業の方から

 事後アンケートから「実習をした留学生から直接報告聞けたことが良かった。どう感じ、何を実施したのか、自身で報告するからこその熱を感じた。」「自社のみならず、他企業へのインターンシップに行かれた留学生の感想や各企業の就業体験プログラムについて知ることができた。」「留学生がどんな不安を感じ、どういったことを条件に企業差探しをしようとしているかを、企業の担当者と大学が聞く機会があり大変勉強になった。」など、参考になった点、留学生の日本企業に対する考えを直接ヒアリングできたこと、に高い評価をいただきました。

 

大学の方から

 本プログラムの総括として、流通科学大学の上田氏より、受入企業への感謝の言葉と共に、「インターンシップは職業体験ですが、この成果発表会に参加して、このインターンシップ プログラムを通じて、留学生の皆さんは、職業体験以上の価値を得られたのではないかと感じています。今後の就職活動では、自分が興味のある企業、行きたい会社だけに意識を向けるのでなく、自分がその会社で何ができるのか、ということを考えながら就職活動を進んで下さい」と今後の就職活動で自身が何を考えて活動すべきかが伝えられました。
 

所感

今年度も多くの企業、大学の皆様のご協力をいただいたことに心から感謝を申し上げます。来年度以降も、学生・企業・大学それぞれにとって意義のある繋がりをつくることができるような出会いを設計していきたいと思っています。

関連記事