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Orville Peck 『Bronco』 (2022)
5/10
★★★★★☆☆☆☆☆
音や曲は平々凡々なカントリーポップになってしまったが、とにかく声が良すぎるし歌が上手すぎる。魔法にかけられた曲が15曲続く。短い曲をテンポよく繰り出すのも良い。前作のインディ的孤独感が大好きだったが、本作を聴いてしまうと、このストレートな作風こそ彼のボーカルを活かす最善の選択だったと言うほかない。彼自身のルーツもこっちにあるようだし。
何度も言うが、インディとかメジャーとか関係なく、とにかく声と歌が良すぎる。好き嫌いは分かれるだろうが、これほど歌の力だけで持っていけるシンガーは久しぶりだ。世界をカウボーイの哀愁のロマンティシズムで染め上げてほしい。
特にボーカルを楽しめる曲は、"C'mon Baby Cry", "Hexie Mountains", "Let Me Down"など。