対馬ニホンミツバチの巣を蜜切してみた結果、対馬のゆたかさを知った気がした。
長崎県の離島、対馬(つしま)での出来事です。
からだに優しく、安心・安全にこだわった
自然食品と手作り雑貨などを提供しているお店Conosole natural factory(コノソレ ナチュラル ファクトリー)からお届けします。
対馬は、長崎県の離島で縦になが~い島です。直径82㎞はあります。
離島の中では、3番目に大きい島です。
今日は対馬特有の養蜂を営んでいる内山さんのお宅へお邪魔しました。
対馬では、いったいどのようにして蜂蜜を採取しているのでしょうか?
今回のお題である「ゆたかさってなんだろう?」をテーマに、取材してみたいと思います。
案内された先は山の急斜面。そこには絶妙なバランスで丸太のようなものが置かれており、倒れないようにロープで固定されていました。
これが、対馬の養蜂に必須である【蜂洞(はちどう)】です。
ヒノキや桜の木などの丸太をくりぬいて、ハチたちのアパートメントとして提供しています。
対馬には、歴史的にセイヨウミツバチが流入したことのない唯一といっていい島なのです。(※しかし、外来種は襲撃してきています)
蜜切達人の大工さんと共に、斜面に気を付けながら登ります。すべったら、大変です💦
パカッと開けたら、みっちりとハチの巣が詰まっていました🍯
これを採取していきます。
蜂たちを刺激しないように、丁寧にハチの巣ごと切り取ります。
専用の道具に、熟練の業がなければできません。
1年に一度だけ見れる、美しい断面です✨
たっぷりと巣蜜がとれました🍯
本来であれば、このまま巣をつぶしてザルでこしてはちみつだけをとり、巣は捨ててしまうのですが…今回は、この巣自体に高い価値がありますので、このまま持ち帰ります✨
糖度はなんと80.6!天然のニホンミツバチのはちみつで、これは脅威的な数字です。
(※二ホンミツバチのはちみつは糖度が低めで、通常であれば遠心分離機にかけても76~77に落ち着くそうです。)
落ちた蜜を一生懸命なめとるミツバチたち。
対馬の花々から採取された蜂蜜は"百花蜜(ひゃっかみつ)"と呼ばれ、濃厚で豊かな風味を楽しめます。
ほかにも、80歳現役の養蜂家の方にお話を伺った結果、「毎日スプーン3杯の対馬蜂蜜を飲めば、まず風邪なんかひかない」とのこと!長生きできる効果もあるのかもしれません🍯
改めて、ゆたかさってなんだろう?と振り返ってみます。
対馬での養蜂は約1500年も前から続いています。
それは、対馬の自然が意図的に残されているからこそ可能な養蜂です。
畑からとれたもの、蜂たちからいただくもの、海からとれるもの。
それらすべてが、対馬では育まれており、今でも"共存"の道を模索しています。
本当のゆたかさって、きっと"そこ"にあるんだろうなと感じました。
動画でも撮影しております。
対馬の蜂蜜を使った商品は、こちらコノソレナチュラルファクトリーでお買い求めいただけます♪
http://www.kokkyo-naturalfactory.shop/
よかったら、ご覧ください。
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