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文章を曝け出すこと

私は文章を書くのが苦手である。

※ここでの文章とは、思ったことを口語じゃなく書き言葉にするという意味あい

ただ、実はインターネット上に文章を書くということは今まで数多それなりにやってきたつもりだ。
それこそ90年代後半、PCが家庭に普及し始めブログという画期的なウェブサービスが世界で始まった頃に中学生(思春期真っ只中)だった私は、
当時一部のティーンエイジャー間で流行っていた、レンタルサーバーに自分のホームページを開設するという遊びに傾倒していた。
内容はなんてない自家製厨二ポエムと、ネットで拾ったイメージ画像を載せた恥ずかしいシロモノだったと思う。

それは友人や家族などリアルで関わる人間には誰にも言わないただの自己満足的な創作活動だった。

高校に上がると、携帯電話(iモード)でのリアルな人とのやりとりが中心になったのもあり、不特定多数に向けた文章は書いていないが、人生史上ピークに恋愛闇堕ちした際にノートに鬱ポエムを書き殴っていた覚えだけある。
そこから大学生で、昨今までつながるSNS時代の到来。リアル人間関係とネット上の知らない人とのハーフ&ハーフに向けた文章が主流になる。

なんなら会社員時代は広告代理店でフリーペーパーの記事を書いたりもしていたので、苦手なやつがそんなことをよくやっていたとも思う。

よくそんなことやっていたな関連で言えば、就職一年目に当時の会社と合わず社会不適合を自覚して病んだ際、超マイナー創作サイトにオリジナルの長文小説を寄稿していたこともある。しかもそれを10年ほどすっかり忘れていたという恐すぎる話。内容については長くなるのでここでは触れないでおく。

で、冒頭に戻る。
それでも文章への苦手意識は増すばかりだった。
何故なんだろうか、と考えていて恐らくこうだろうと思う答えが中年になった今やっと分かってきた。

カッコつけたいのが原因だ。

恐らく自分が最も自分らしい文章を書く時、他者の目を気にしてそこに耐えられなくなり途中で諦める。凡庸のつまらない自分を否応なしに自覚してしまうからだ。

そこで閃いた。
カッコつけなければ書けるはず。
思春期にあったあのトキメキはないにしろ、
人生もそろそろ折り返しを自覚するアラフォーに差し掛かり、僅かながらも積み重ねた色々な経験のおかげで尖りも取れたある意味"ゆでたまご"のような情緒でなら、もう一度とりとめのない文章を書くことができるのでは?と。

…とまぁそういうわけで、
今更ながらnoteはじめました。



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