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優しいって何だろう
昔はどちらかと言えば "優しい人"というものにネガティブなイメージを抱いていた。
その優しさの裏には、嫌われたくないという自信のなさや、自分さえ我慢すれば万事うまくいくという自己犠牲があるような気がしていたからだ。
けれどだんだん歳を重ねるうちに、自分の中で優しいの意義が変化してきたように思う。
人は皆、生まれた直後は我が儘でしかない。赤ちゃんはそうしないと生き抜くことができないためだ。
そうして身近な優しさ(人を案ずるきもち)を存分に受けて成長していく。
そのうち優しさが煩わしくなる成長期や思春期を経て、一方的に受け入れるだけじゃないアウトプットができるようになる。
おそらく、優しさとは単に人からの感情や行動を"受け入れて吸収する"だけのイメージがあった頃は 我慢や弱さと連結するネガティブな印象を持っていた。
けれど本当の優しさとは、受け入れてからのアウトプットの仕方だと気づいたのはごく最近のこと。
優しい人はきついアタックを打ち返す能力も必ずあるけれど、それをせずにトスで返す。
もちろん受け留める側のクッションの性質がよくないと、打ち返すどころか逆にダメージを受けるので、
そもそもの芯が強くないと本当の意味での優しい人にはなれない。
それが器が大きいということなんだろう。
私はと言えば、そういう人の優しさに触れる度にハッとすることばかりで、まだまだ度量の狭さを感じる。
少しずつ、日々
優しい人になりたい。