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郷に入れば郷に従え

わが家の子どもは一人っ子。そして、母親の私はどちらかというと慎重派。父親の夫は野生児派だけれど、子育てが一番大変だった赤ちゃんの頃、仕事が忙しすぎて息子とあまり関われなかったせいか、私の子育てに対してあまり口を出さない。

そんな訳で(?)一人っ子の息子はあまり無理をしない。新しいことへの挑戦も極力避ける。怖がり。目立つことは嫌い。ザクっと、私に似た慎重派に育った。

が、小さい頃からよく一緒に遊んでいる、このちからメンバーは、多分、慎重派とは正反対(笑)。可能な限り、限界まで、思いっきり、目一杯、遊ぶ。

だから、息子にとっては、不安だったり、しんどかったりすることもあったかもしれない。けれど、そんな友だちについていけたりすると、楽しさはいつもより倍増だったり、自信になったり、体力もついたり、大きな成長に繋がった。そうそう、この写真みたいに木登りもできるようになったなぁ。

木登り

そして慎重派の私も、そして夫も、息子の手を離し、目だけをかける機会をたくさん得て、親として成長できたところは大きい。

「子育てって、家族の中だけでするもんじゃないんだなぁ」と実感できた体験のひとつだ。まさに、郷に入れば郷に従え。昔の人はよくいったものだ。

(芹川)

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