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おにぎりにぎにぎ

ふー。夏休み終わりましたね。

母も自分ペースで動ける日中が戻ってきて、頭にも余白ができたのか、ふと思い出したのが、我が家の※キーフードおにぎり。

※造語。鍵となる食べ物。場面場面で助けになったり、最後の砦的な食べ物、という意味。

なんでそんな事を思い出したのか、、、。
お昼ご飯を何かしら毎日用意しなくてはいけなかった夏休み、私やっぱりちょっとお疲れあるのかしら(笑)。

さて、おにぎり。

小さかった頃はご飯の時だけじゃなくてオヤツ的にも食べてたし、今でも朝ごはんによく握ります。

出かける時や持たせる時に握るおにぎりは、中の具材によって、海苔の巻き方を変えたり、ラップの上に白丸シールを貼って「こんぶ」「うめ」など、簡単に中身を書いて置いたりします。

そうそう。四男にそのシールに書くのを手伝ってもらった時、「ツナ」が「シナ」になってた事がありました(笑)

三男四男は、小さな頃なかなか食事がスムーズに行かなくて、でもおにぎりなら食べてたなあ。

次男がクラブチームでサッカーしてた時は、お昼におにぎり5つも6つも持たせてたな。
細くて小柄な体だったけど、ほとんどいつも食べて帰ってきてたな。

長男が高校受験の時、連日の夜遅くまでの塾での勉強の日々。
まだ小さかった末っ子四男を寝かせながら私も寝落ちしてたら、塾から帰ってきた長男に起こされ、何かと思ったら、

「母さんおにぎり握って。炊き立てのご飯で。」

なんて言うし、

「あんた!私を寝させん気⁈笑」

と、返しつつも、頑張ってるしメンタル面でもエネルギーチャージいるやろな、と思い、夜な夜な握ったのも、今となっては良い思い出です。

私は子どものころ、母の握ったおにぎりしか食べれませんでした。
いや、食べれないことはない。
母以外の人が握ってくれたおにぎりも食べれるし、気持ちは嬉しくありがたく「いただきます」とするのだけど、一瞬躊躇する自分がいました。
あの感覚は何だったんだろう。

手で作ったものは常在菌が入るし、酵素シロップとかを作る時「かき混ぜるのは元気な人の手を借りると良い」なんて言葉も、本で読んだことがあります。

おにぎりにも同じ事が言えるかな、と思って、「いつも元気に過ごせますように」と思いながら、自分も前を向く気持ちで握るようにしています。

おにぎりは我が家のキーフードです。


(西垣)

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