自分は出来事の被害者だと思っていたけど、実は引き起こし手だった
生きているといろんなことがある。
自分の望まないことが起こると、
ああ、自分はイヤな出来事を被った、
とすぐに思ってしまう。
でもすべては自分の責任なのだ。
自分のマインドだったり、
そこから派生して外側へ現れる言動だったりが
今の状況を作っている。
人間は不平等で、
先天的に与えられた「体」と、
後天的に与えられた「環境」の
掛け算でできている。
大事なのは、
変えられるものと、
変えられないものを冷静に見分けて、
変えられるものだけをなんとか動かそうと
することだ。
「体」をあとから変えることができないのはもちろん、
(体型、という意味ではなく、身長や肌の色などのこと)
「心」も変えられないと思っている。
様々な経験を通して、
見解に発見があるかもしれないが、
「心の強さ、弱さ、深さ」は、
これはもう、
「体」のように、
根本的には変えられないのだ。
(ダイエットして「体」が少しスリムになるように、
教育によって価値観に新たな側面が生まれることはあっても)
繊細で壊れやすい「心」を鍛えたとて、
図太くなるわけではない。
思慮深く、他の人が見えないことまで見えてしまう「心」が
浅はかになって楽になるわけでもない。
「体」をどうしようもないのと同じように、
「心」も、与えられたものから逃れられないのだ。
だとしたら、
与えられているものを無理に変える努力が
幸せにつながるとは思えない。
残念だけれど
授かったものを、「そのまんま」
変えようとせず、
「そのまんま」の自分が
幸せだと思う場所へと、
自分自身を運んでやること。
自分が自分自身に対してしてやれることは、
人生で、
それだけなのではないかと思う。