芥川賞受賞者と最終学歴②

② 第11回～第22回（1940年～1949年）

　第11回（1940上）　『歌と門の盾』　高木卓（受賞辞退）→東京帝国大学独文科卒業

　第12回（1940下）　『平賀源内』　櫻田常久→東京帝国大学文学部独文科卒業

　第13回（1941上）　『長江デルタ』　多田裕計→早稲田大学文学部仏文科卒業

　第14回（1941下）　『青果の市』　芝木好子→東京府立第１高等女学校 （現・東京都立白鷗高等学校）卒業

　第15回（1942上）　該当作なし

　第16回（1942下）　『連絡員』　倉光俊夫→法政大学文学部国文科卒業

　第17回（1943上）　『纏足の頃』　石塚喜久三→函館師範学校（現・北海道教育大学函館校）卒業

　第18回（1943下）　『和紙』　東野邊薫→早稲田大学高等師範部國語漢文科卒業

　第19回（1944上）　『劉廣福』　八木義徳→早稲田大学仏文科卒業

　　　　　　　　　　『登攀』　小尾十三→甲府商業高校退学

　第20回（1944下）　『雁立』　清水基吉→正則英語学校（現:正則学園高等学校）卒業

第二次世界大戦で中断

　第21回（1949上）　『本の話』　由起しげ子→神戸女学院音楽部中退

　　　　　　　　　　『確証』　小谷剛→名古屋帝国大学附属医学専門部卒業

　第22回（1949下）　『闘牛』　井上靖→京都帝国大学卒業（美学美術史専攻）

　早稲田×３人、東大×２人、神戸女学院、京大も出て来ましたね…。