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【不登校などの生きづらさ】は見えているものが全てではない。
ご覧いただきありがとうございます!
大阪の吹田市でフリースクールと放課後学習スペースを運営しています、NPO法人トイロです!
10/2(土)「不登校。ひきこもり。LGBTQ。生きづらさをプラスに変えるきっかけ。」という講演会を、アクロステクニカルカレッジさんの中島さん、アクサダイレクトの吉田さん、漫画家の棚園正一さんと実施いたしました!
オンライン、現地参加も含めてたくさんの方が参加してくださり、本当に嬉しかったです!
ありがとうございました!
【寄り添う】ってどういことなのか。
【生きづらさ】って目に見えるだけのものでしょうか?
みなさんはどう思われますか?
そのあたりを、ゲストスピーカーの話を基に見ていきたいと思います。
「就労移行支援施設アクロステクニカルカレッジ」中島さんの講話。
難病や障害により、生きづらさを抱えたいる人たちの就職するまで、就職してからをサポートすることの意義。
これを考えるきっかけになるお話でした。
・前に進みたいけどどうしていいかわからない。
・前に進む自信がない。
・職場に馴染めるか不安。
・働き続けられるのか自信がない。
「生きづらさ」を抱える人達はこのような不安を抱えています。
そのため、アクロステクニカルカレッジさんのように、就職に向けて一緒に歩んでいく事がいかに大事かということに改めて考えました。
「伴走」
これは足並みをそろえないとかなえられません。
そして、伴走するためには、どんな方法があり、どんなことが必要なのかを見極める力が必要である。これができるかどうかなんだなと思いました。
そして、前進できた喜びを共有する。
これも大事です。
何より、今の時代、将来の選択肢が増えている。しかし、パソコンが使えるということが前提の選択肢。
だから、パソコンのスキルを獲得することがこれからはもっと重要になる。
これに実感を持つことができました。
多様性を受け入れる事が求められる時代。
企業努力ももっともっと必要だなと思います。
「アクサダイレクト」吉田さんの講話。
LGBTについて、広める活動をされている吉田さん。
「性別は目に見えるものではない。性別は他人が決めるものではない。」
これって、不登校にも当てはまります。
ゲームばかりしているのを、好きなことだけしているととらえる。
無気力な状態を何も考えず、悩んでいないととらえる。
など。
心の内は他人には見えず、本人しかわかりません。
そして、受容の大切さ。
ありのままを受け入れる。当事者も周りの人間も。
LGBTの方からカミングアウトされたとき、まずはそれが必要。
これも不登校に当てはまります。
勇気を振り絞って子どもが言った「学校に行きたくない」という言葉。
これをまずは受容できるかで、その後の道が決まります。
【生きづらさ】とは、他者が生み出すものであるので、他者の理解が広まることが、生きづらさの解消につながります。
「漫画家」棚園正一さんの講話。
自身の不登校経験のお話。
不登校当時は母親と言い合いや取っ組み合いをしたいたそうです。
それは、ただ腹が立ったりなどのそれではありません。
「もう、自分自身どうしていいかわからない」という気持ちからのパワーが溢れだしてのそれ。
見えている姿や行動からは心中はわからないです。
そのわからないことが、前進を遅らせます。
やはり、理解しようとすることが大事です。
そのためには、不登校について知ることです。
次に、たくさんのサポートを受けることで、大人と関わっていた。
それが直接、学校に行けるようになるとかではなかったのですが、その中で、鳥山明さんとの出会いがありました。
きっかけと出会うには、何か行動していなければ出会えない。そのためには、やはりできることを少しずつしていかなければなりません。
次に、棚園さんは漫画家になれましたが、「漫画家」というのは絵を描くことが好きということが高じてなれましたが、それは結果論。
棚園さんの話。
けれども、特別な才能や特技なんかを求める必要はないということ。
結果的に何かになれていたらいい。
自立ができていたらいい。
その結果が、特別なのもなのか、一般的なものなのかの違い。
無理に求めようとするからこじれるのです。
次に、父も母も、「この子は学校に行けない子なんだ」と受け入れたことで、穏やかになったこと。そして、母が家とは違う居場所を見つけて穏やかになったこと。
親が変われば子どもも変わるというのも正にその通りでした。
そして、「寄り添う」ということ。
「寄り添う」って簡単にいう言葉ではないです。
「ゴールまで寄り添っていくのは、莫大な時間がかかる。それを、途中に辛いことががあっても変わらず最後まで寄り添える覚悟をもって初めて、寄り添うことになる。」
それがないから、ぶれてしんどくなるのだと思います。
最後にトイロから。
不登校の前進までには時間がかかります。
人によって対応が変わるので、特効薬もありません。
それをまず受け入れることです。
何年もかかります。
このケースの方が多いでしょう。
それを受け入れてスタート地点です。
そうなったのはどうしようもない事実です。
それを受け入れていくことです。
最後に、今不安があるのは、「将来の選択肢」について知らないことが多いです。
不登校でも自立して生きていける選択肢は、今の社会では増えました。
それを、足を運んだり、調べたりすること。
それが親としてできることだと思います。
例えばコミュニケーションサポートプログラム、ライフキャリアプランなどがあります。
これらも、最近の話で、今の不登校の子ども達にとっては選択肢になります。
親が子どもの頃から社会は変化しているという点で、「不登校でも大丈夫」言えます。
子どもの現状を受け入れて、不登校と向き合うことが、長い道のりの中の最短の道のりだと思います。
「向き合う」とは最初に受容することです。
難しいですが、これは間違いないです。
親が変われば子どもは変わります。
不登校に関わらずそのようなケースを、教師をしていて何十と見てきました。
だから、向き合うことから始めてください。
まずは不安を取っ払うところからです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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