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全力で遊んで、よく学ぶ。
ご覧いただきありがとうございます!大阪の吹田市で、フリースクールと放課後学習スペースを運営しています、NPO法人トイロです!
現在、トイロと吹田市役所と一緒に、街の景観を美しくする取り組みを進めています!
地域と行政が、不登校の子ども達のサポートをしてくださることになり、こんなに嬉しいことはないです!
道路・公園・危機管理など様々な課が不登校支援に力を貸したいという事で、声をかけていただけました。
栽培実習による発達支援、防災教育による命を守る教育の実施。
学校に行けない子どもたちにとって、必要不可欠の取り組みです。
やはり、不登校の課題はまだまだ知られていないので、多様なジャンルの多くの方と一緒に動いていこうと思います。
さて、今回は「学びは遊びから」という私がお世話になった校長の言葉について書いていきたいと思います。
「遊びは学びではないよ」と若手教師時代にさんざん言われ迷走しましたが、今は原点に立ち返ることができました。
良かったです。
では、最後までお付き合いください!
遊びを学ぶのではなく、遊んで学ぶのです。
ボードゲーム教育。
これに今一番力を入れています。
職員研修も行うので、ボードゲームを通して子どもたちの成長をもっともっと見られるようにしたいです!
そもそもボードゲームとは、アナログのテレビゲーム以外のゲームを意味します。
トランプも将棋もオセロもUNOも当てはまります。
なんか、この類って遊びよりワンランク上の扱いを受けている印象があります。
こういった、「プログラミング」や「ブロック系」なんかもそうです。
知能が養われる教育的要素が強いからでしょう。
しかし、
このようなパーティー系や、すごろく系って「ただの遊びやん」って言われることがあるんです。。
コミュニケーション能力。
トイロがボードゲームで今一番大切にしているのは、「コミュニケーションを取ること」です。
学校に行かない間に、子どもたちは家族以外と対面でコミュニケーションを取ることがほとんどないです。
だから、
誘う、謝る、訂正する、指摘する、相手を受容する、自分の事を説明する
などが、圧倒的に苦手です。
だから、ボードゲームの時間では、まずこれを意識しています。
基本大人は何も手助けをしないので、最初、「だれも誘わない、プレイが始まらない」という沈黙の状態が続いていました。
それが、今や
「これやりたいけど、一緒にやる人!」
「今日は、1人でこれやりたいからまた今度!」
「次順番代わって!」
「それやり方間違ってるよ!」
「ほんとこのゲームには強いなあ。」
と会話が増えてきました。
たったそれくらいと思う方が居るかもしれませんが、トイロの生徒は、他のフリースクールなどに通う事ができなかった、週に1~3程度トイロに来る子ども達です。
今まで家しか居場所がなく、こもっていた子どもたちなので、お家の方からしたら、信じられないくらいの前進なのです。
これも、ボードゲームのおかげです。
次のビジョン。
コミュニケーションが取れるようになってきた次は、「トリプルシンキング」「アート思考」を伸ばしていくことです。
そのために、ボードゲームをやりつくして、ボードゲームを開発するというステップに上がっていこうと思っています。
そして、毎月子ども達と一緒に購入するボードゲームを選んで、ボードゲームにもっと興味を持ってほしいなと思っています。
教科の学習だけが学びではありません。
これからを生きる力は、ボードゲームを通して得られます。
「遊んで学ぶ」
これは、子どもの基本であると思います。
学習につまずいている子ども達が多いからこそ、「遊んで学ぶ」から自信をつけていきたいです。
この点で、ボードゲームは学校に行けない子どもたちにとって抜群のツールであります。
トイロのカリキュラムの柱として、ボードゲームは大きな役割を担っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!
10月30日(土)14:30~16:30@吹田市立男女共同参画センター
「子どもの安心感を育む親子関係」という講演会を行います!
親向けの性教育の勉強会です。
学校に行けないと、性に関する正しい知識を持てているのか不安。
そんな不安を解消できるお話になっていますので、ぜひご参加ください!