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学校に行けないからこそできる多様な体験!

ご覧いただきありがとうございます!

吹田市でフリースクールと放課後学習スペースを運営していますNPO法人トイロです!

10月から、防災教育を時間をかけて実施していくことになり、命を守る教育を子ども達に届けいきます。

こういったことが、学校に行かなくなると学べなくなります。

その不安を、トイロのカリキュラムで解消していけたらいいなあとなりました。

学校にいけないからといって、格差が生まれないようにする。

ここに力を入れていきたいです。

そこで、今回は、「多様な体験型学習」について書いていきたいと思います。

最後までご覧いただければ幸いです!




人生80年だとしたら、たったのその1割。



体験をすることで子どもは成長していく。

これは、学校現場に居たときに何度も見てきた光景です。

だから、私が学年主任をした時は、たくさんの体験を学年の子ども達としてきました。

チームビルディング、自然体験、歴史探訪、平和教育、人権教育、防災教育、起業体験、職場体験、地域調べ、学年劇、ビブリオバトル、マネーリテラシー、他県の中学校との交流などなど。

体験をする度に成長する子ども達をたくさん見てきました。

小~中学生の間が人生の中で一番吸収力が高い時期なので、できるだけ総合の時間は体験型学習を入れていました。

学校はそれを容易に実施できる環境でした。

予算が取れる、施設がある、人材がある、教材がある、備品がある。

全てそろっているのが学校です。




学校に行かないと手に入らないものと、学校に行ってないから手に入るもの。



「学校に行かなくてもいい」というのは、学校に行く価値がないという意味ではないです。

学校でしか手に入らないものもあります。

それがあるから、不登校になると不安に陥ったり、学校に行こう、行かせようと焦ったりします。

例えば、

・歳が近い他者と多様なコミュニケーションが取れる。
・総合的な学びを得られる。
・社会に出る前の小さな社会を経験できる。
・想い出ができる。
・進路などの情報が得られる。

こう言ったことを家庭だけまかなっていくのは、かなりの負担になります。

学校以外の教育機関でも、学校並みのものは提供できないです。

これは、学校現場にいて、民間を経験し、さらに実感しました。

しかし、学校のシステムや集団になじめない子ども達が、不登校になるという現実があります。

学校に行けなくなると、得られないものは出てきます。

学校でしか得られないもの。

だけど、学校に行かないんだと選択した子ども達は、それらを必要としているのか。

そこに大人は目を凝らさなくてはいけません。

もし、必要としていないのであれば、学校に行っても得るものはありません。

「学ぼうとする人間にしか、学ばせることはできない」

これが正に答えです。

だから、無理やり行く必要はありません。

学校に行かないからこそ得られるものもあるからです。

それは、学校に縛られない学びです。




心の豊かさが体験を豊かにする。



まず、どこにも関われる状態ではない場合。

家庭でなんとかしなければなりません。

ここで大事なのは、学校と同じようなことを求めないことです。

それは不可能です。

元教師の私でもできる自信はありません。

必要なのは、「心の豊かさ」です。

あるホームスクーリングをしていた方が言っていた言葉で、

「不登校になって親も子どもも心が貧しくなってはいけない。心を豊かにすると、お風呂に入る、買い物にいく、食事をとるなど、全てが体験で学びだと気付く。」

というのが突き刺さりました。

お金を使う、人材を使う、教材を使う、施設を使う。

それらがなくても、見方を変えれば、学びはすぐそこにあるというものです。

究極だと思いますが、これも1つの参考です。

学校に行ってると、当たり前すぎて、気付きにくい学びだなと思いました。

次に、民間の教育施設に子どもが関われる場合です。

フリースクールなどで、素敵な取り組みをしている所はたくさんあります。

私がすごいなと常々思っているフリースクールでは、農作業をしたり、飲食業を経験できたり学べたり、子ども達でスクールを運営したりと、学校の枠があればできないことを実施しているところがあります。

学校になじめなかった子ども達が、いきいきと通っています。

全ての子ども達に教育をという理念は、学校では難しいことなんです。

学校は、ある層の子ども達には快適だけど、そうでない子ども達には辛いものになってしまうからです。

それは、学校が選べない公立ではなおさらです。

多様な子ども達が集まる学校では、規律や集団作りが重要視されています。

これにうまくなじめない子ども達にとっては苦行の場と化してしまいます。

そして、不登校になります。

だからこそ、民間の教育施設が必要なのです。

学校の枠を取っ払った所がないと、学校になじめない子ども達の居場所はありません。

学校に行けない間の、体験や学習の機会、居場所を補償するために、民間の教育施設は日々、尽力しています。

このように、民間の教育施設は、学校の枠を取っ払っているので、学校では得られないものが手に入ります。

制限がある学校以上の取り組みが可能だからです。

これらの体験を通して親が驚くほどの前進をした生徒達がいます。

・トイロに継続して通えるようになり、自信を取り戻して学校に通うようになった生徒。
・自然体験に参加して家族とアウトドアに行くようになった生徒。
・ボードゲームを通して勝ち負けが全てではないと知った生徒。
・リアルな職場体験に行って働くことの楽しさを知った生徒。

恐らく、教師をしていた私では実現できなかったと思います。

制限があるからです。

しかし、私も生徒も、学校から離れたから実現できたのだと思います。

これが学校に行けない子ども達には必要なんです。

そして、学校に行けないからこそできる体験が、彼らが前進するにあたって必要です。

今、休養期で、無気力な子ども達が、回復したあとに前進できるきっかけになるためにもです。

このように、学校に行けないからこそできる多様な体験があるということは、まぎれもない事実です。

学校だけが教育の選択肢ではない。

これを広めていきたいなと思います。

そのために、もっと民間の教育施設同士が手を取り合えればいいなと思います。

どんな子ども達にも教育を届けるために。


最後までご覧いただきありがとうございます!


トイロでは、フリースクールの奨学金制度を実施するために、現在寄付型クラウドファンディングを実施しています!

おかげさまで、マンスリーサポーターさんが30人を越え、10月から不登校の子ども達に演劇教育を無償で届けることが可能になりました!

すでに、4名の参加が決まっています。

メディアからの問い合わせも寄せられ、ありがたい応援も多数いただいております!

終了まであと少しです。

まだまだマンスリーサポーターさんを募集していますので、温かいご支援よろしくお願いいたします!

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