世界で起きていること TOP3 (5月29日)
1位:北朝鮮の衛星失敗、新エンジンが原因か
北朝鮮は27日、軍事偵察衛星(万里鏡1-1号)を打ち上げたが空中爆発して失敗。
偵察衛星の打ち上げは今回が4回目。昨年11月の3回目のみ成功している。
朝鮮中央通信(北朝鮮の国営通信社)によると、「液体酸素と石油燃料を使う新開発エンジンの動作に問題があった」と説明。
今回新型エンジンを導入しているため、打ち上げは失敗しているが、技術的には進歩している可能性がある。
2位:イスラエル戦車、ラファ中心に到達
イスラエル軍は今月7日からラファ東部より侵攻を開始した。
ロイター通信によると28日、イスラエル軍の戦車数台がガザ最南部ラファの中心部に初めて到達した。
イスラエルの地元紙エルサレム・ポストによると、イスラエル軍がラファの30~40%を支配下においたと報じている。
24日に国際司法裁判所(ICJ)はイスラエルに対し、ラファへの攻撃を即時停止するよう命令しているが、その後も攻撃は続いている。
3位:欧州3カ国、パレスチナ国家承認
スペイン、アイルランド、ノルウェーの3カ国は28日、パレスチナを正式に国家承認した。
3カ国の外相はブリュッセルで共同記者会見し、イスラエルとパレスチナの2国家共存による和平実現を強調した。
他のEU諸国による追随を期待している。スロベニアとマルタも近く承認する見通し。G7は未承認。
イスラエルは3カ国に駐在する大使の召還を命令。
イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ国家承認の表明は「テロに対する報奨だ」と非難した。
またイスラエルのカッツ外相は、スペインのサンチェス首相に対し、ユダヤ人に対する「ジェノサイドを扇動する共犯者」と非難した。