世界で起きていること TOP3 (5月23日)
1位:英国、総選挙が前倒し
英国のスナク首相は、総選挙を2024年7月4日に行うと発表。2019年12月以来の総選挙。
支持率は、与党・保守党は20%、野党・労働党は40%。野党優勢で政権交代の可能性が高い。
秋まで支持率回復を待つと思われていたが、急遽前倒しを決定。
インフレによる物価上昇が続いていたが、4月ごろから収束傾向がみられ始めた。
スナク氏は、インフレ抑制を公約に掲げているので、このタイミングでの選挙が有利だと判断した可能性がある。
2位:欧州3ヵ国、パレスチナを国家承認
アイルランド、スペイン、ノルウェーは22日、パレスチナを28日付で国家承認することを決定。
イスラエルとパレスチナが共存する「2国家解決」を支持。
パレスチナを国家と認めることで、ガザへの攻撃を続けるイスラエルに政治的圧力。
140ヵ国は承認しているが、G7は未承認。
3位:EU、ロシア凍結資産活用決定
EUは21日、ロシア凍結資産の利息収入をウクライナ支援に充てることを決定。合計200億ユーロ(3兆4000万円)。
EUが制裁で凍結した資産を活用するのは今回が初めて。
G7は23日からイタリアで始まる財務相・中央銀行総裁会議にて、凍結資産の活用について議論予定。EUが先行して決定した形。
米国のイエレン財務長官は、G7全体に対し活用を呼びかけている。