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COP29 in Baku 参加してきます
今年の11月11日から20日まで、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP29)が、アゼルバイジャンの首都バクーで開催されます。
サス担の皆様にとっては、一大関心事でしょう。
とはいえ、本会議以外にも多数の会議や、サイドイベントが開かれるし、ライブ配信があるといっても時差があるし、英語だし、めちゃくちゃ長いし。そもそも、国際交渉だから、各国の思惑が錯綜して、意味分からないし。
なので、私も、期間中はIGESなどの特集サイトを確認したり、環境NGO/イニシアチブのアップデートをチェックしたり、欧米系メディアの報道をブラウジングしたりして、キャッチアップしていました。
日々の状況については、International Institute for Sustainable Development(IISD)が発行するEarth Negotiations Bulletin(ENB:環境に関する主要な国際会議・交渉の進捗レポート)の一部を地球産業文化研究所(GISPRI)と共同で翻訳してくれています。
また、気候ネットワークは、ちょっと過激でバランス感覚に疑問は持っていますが、「会議場通信」という形で、議論の進展や会場の雰囲気などを、日本語で伝えてくれるので、有難く参照させて頂いています。(こちらは、昨年のサイトです)
議論の内容は刻一刻と変わりますし、最後の最後まで赤が入りますし、期間延長はお決まり毎なので、途中経過はあまり追いかけず、UNFCCCのサイトで公開される「決定文書」を確認することにしています。
終了後は、様々なイニシアチブが報告会をしてくれますし、外務省及び環境省が概要を報告してくれるので、こちらを確認して、自分なりの評価、意見をまとめるのが恒例事項となっています。
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以上が、毎年のルーティンなのですが、今年は何と現地参加が叶いました。
実は、コンピュータビジョン技術をベースとしたカーボンクレジット生成プラットフォームを開発するスタートアップ「Carbontribe Labs」に、昨年より、アドバイザーとしてジョインしています。
このスタートアップのCEO 矢野が、ジャパンパビリオンで開催される、環境省・国立環境研究所・海洋研究開発機構(TBC)のイベントに、パネリストとして登壇することとなり、私もパスをゲットすることができたのです。
マングローブの方法論によるブルーカーボンの創生には、人為的関与によってマングローブの面積が増大、あるいは後退の減少が認められる必要があるのですが、コンピュータビジョンにより、常時リアルタイムモニタリングができます。
CH₄やCO₂の実測もできますので、ブルーにかぎらず、カーボン・クレジット創生に求められるエビデンスが得られます。つまり、ウォッシュの誹りを受けない、高品質なクレジットを生み出すことのできる、dMRVになる可能性を秘めていると言えます。
当初面談した際は、技術の活用法を模索していた段階でしたが、ディスカッションを繰り返す中で、アイデアが固まっていきました。やはり、それぞれの強みを持ち合うことで、ビジネスは生まれていくのだと確信。多様性は、ことほど左様に重要なんですね。
ということで、折角パスをゲットできましたので、ブルーゾーンで開催されるサイドイベントなど、時間の許す限り、ウォッチしてきたいと思います。
ご要望等ありましたら、是非、コメントでお知らせ下さい。
また、帰国後、報告会・情報交換などできればと思っています。
なお、COP期間中はnoteの更新はお休みさせて頂きます。
X「@TS_EnergyDesign」では、様子をお届けできるかと思うので、是非、フォロー下さいね。
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