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世界遺産の「マサダ」ってどんなところ?

イスラエルは地中海の東に位置しています。

さらに拡大したイラストがこちらです。

イスラエルの地形図

マサダはエルサレムの南東、死海の近くにあります。周囲は砂漠のような荒漠とした場所ですが、その中でエンゲディは荒野の中のオアシスのような場所です。
エンゲディから約20キロ南にマサダがあります。

マサダ国立公園

(pixabayのマサダの航空写真)

北東から見たマサダです。荒野の中にそびえたつ崖という感じです。

実は、このマサダで約2000年前に大きな戦いがありました。ローマ軍とユダヤ人との戦いです。そして当時のローマ軍の陣営がそのままで残っているのです。

さて、マサダは、オーストラリアにある世界遺産エアーズロック(ウルル)に似ていますが、実際には海抜0mよりも低い場所にあります。


イスラエルの東西断面図

この絵から、いかにマサダが低い位置にあるかがお分かりになるかと思います。
エアーズロック(ウルル)は高さ300m以上ありますが、マサダの高さは400mで、エアーズロックよりもさらに100m高いことになります。

マサダ国立公園の入り口
マサダの北の宮殿は3層

この北の宮殿を見ると、豪華客船の先端に似た形状をしていますね。この3層は西側にある120段の階段でつながっています。下の階には食堂や浴場があり、真ん中の階には見晴台、最上階には寝室、バルコニー、そして庭があります。

マサダの鳥観図

2000年もの時を経ても、大地や建造物が当時の様子を生き生きと伝えていることに感動しました。イスラエルは比較的新しい国ではありますが、その歴史は非常に古く、世界遺産としての価値に納得がいきます。この世界遺産に感動したことがきっかけで、世界遺産検定1級を目指すことにしました。

2023年に現地を訪れ、そこで多くの文献や書籍を購入できたことも大きな収穫でした。日本やインターネットでは知ることができない情報がたくさん載せられており、キンドルを通じて紹介したいと思いました。さらに詳細情報を知りたい方はご覧ください。

イラストは全部プロのイラストレーターであるアトリエリーフさんに描いてもらいました。この場を借りて感謝いたします。


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