【カーモデルギャラリー】 ハセガワ 1/24 フェアレディZ (S30/432R)
ハセガワさんの1/24 フェアレディZ S30と432R です。フェアレディZを全部作りたいプロジェクトの起点になったキットです。2台とも制作工程としては全く同じなので、まとめてやってしまおうと同時に作りました。
素直なキットなので、全体的に丁寧に作った以外は3Dプリンター等でパーツを作ったりもせずに仕上げています。主眼としてはボディカラーの調色に力を入れたところでしょうか。
いわゆる「Gノーズ」と言われるロングノーズを装備した初代のフェアレディZです。一番新しい最近のモデルでも初代のモデルをモチーフにしていますが、本当にかっこいいですよね。
ノーズのパーツとボンネットの段差を調整したのと、オーバーフェンダーのボルトを金属製に置き換えた以外はそのまま組んでいます。
カラーはフィニッシャーズのマルーンにグリーンを混ぜて明るさを調整しつつ、微妙に紫寄りになるように調色しています。
このマルーンが曲者で、隠蔽力が弱いので、ムラになりやすく2回ほどやり直しました。下地をピンクサフにして、狙った濃さになるまで5回ほど塗り重ねました。
432Rはエンジン仕様が違うモデルですが、外側からはエアロ等なければ普通のモデルと見た目は同じです。ノーズはショートノーズになっています。
カラーはフィニッシャーズのディープイエロー(山吹色)にMr.Color 色の源 マゼンダでフレッシュなオレンジに調色しています。
ディープイエローにピュアレッドを加えたオレンジも比べてみましたが、赤で調色したものは明るいところではきれいに見えますが、暗いところで見るとマゼンダで調色したものよりくすんだ感じになったため、マゼンダで調色したものを採用しました。赤の塗料に含まれている黒成分が原因でしょう。逆にくすみのある色が欲しい時はどうすればいいかもわかったので収穫がありました。
フェアレディZは日本のスポーツカー史上に燦然と輝くモデルだと思います。自動車を取り巻く昨今の社会情勢でZの今後は不透明になってしまっていますが、続いて欲しい車種だと思います。
ではまた。