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【カーモデルギャラリー】 1/24 Triumph TR4 (3Dプリント フルスクラッチ)
カーモデルギャラリーには完成品を撮影した写真を載せていますが、今回は初めて市販のキットではない完成品となります。『ないから作るカーモデル』にその制作過程を書いていますので、ぜひご一読ください。
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Triumph TR4 といえば、オースティンヒーレーもこんな感じですが、すこしファニーなこの顔。ボンネットの形状にはまだすこし納得がいっていないのですが、かなりいい感じになったかと思います。
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ソフトトップもつけたいところですが、そこはまた今後の課題ということで。
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ボンネットを開閉可能にするについては、エンジン周りもできる限り作り込みました。本当はもっと細いパイプ類、ケーブル類があるのですが、とりあえずバッテリーケーブルとプラグケーブルはリード線で作りました。ちょうどいい太さのケーブルが黒しかなかったため、ほとんど見えなくなってしまいました。違う色のリード線探さないと…
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ドアも、もちろん開閉可能。ヒンジの位置をかなり考えて作ったので、ドアの前端が内側に入る形の実車とほぼ同じ動作が可能になりました。またダッシュボードもメーターの周囲にアルミ線で装飾をつけて、クラシックな感じを狙いました。
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トランクは外ヒンジで開閉可能にしましたが、現状のヒンジは強度があまりないので(実際テスト時に何度も壊れました)、今後外ヒンジを作るときは新たな方法を模索する必要がありそうです。
トランクにはスペアタイヤが収まっていますが、ちゃんと収まるサイズにトランクを設計するのは意外と苦労しました。
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リアのブレーキランプは3DプリントしたものをUVレジンで置き換えて塗装したものです。今後こういったクリアパーツは、光造形プリンターの透明レジンで直接作るのも試していきたいですね。それでもフロントウィンドウはバキュームフォームしないとダメそうですが。
そんなわけで、Triumph TRシリーズを作り始めたのは昨年の9月でしたので、ここまで来るのに約1年かかったことになります。TR4、TR5、TR6を並行して作っており、他のものも色々手をつけているので、フルに1年というわけではありませんが、それなりに時間がかかりました。
それでもここまで到達できたことはかなりの満足感あります。この後も引き続きTRシリーズを作っていきますので、ご覧いただけましたら幸いです。
では、また。