「休むこと」がこわい
休むことが苦手だった。
学生時代、休みの日は充実してないといけないと信じていた。
勉強を長時間したり、友達と全力で遊んだり、本を読んだり、何かをしていないと落ち着かない性分だった。昼まで寝ていたなんていう友人を軽蔑していた。
そんなことが祟ったのだろうか、わたしは心を病んだ。うつ病になって何もできなくなってしまったのである。学校も休むことになった。
お医者さんは言った。
「しっかり休んでください」と。
言葉の意味は理解できたが、そのやり方をわたしは知らなかった。
とりあえず