社内公募へ応募を決めた3つの理由
個人的なキャリアの話。
最近は部署内のポリティカルな動きや、心ない噂に心底疲れていた。何人もの人が辞めたり、あらぬ疑いをかけられたり、なんとなくお互いが疑心暗鬼になっている雰囲気を感じる。
そんな先週のとある夜に、同じ人事部内のマネージャーからグループウェアのチャットが来た。
遅くまで働いていることへの労いと、ランチかディナーのお誘いだった。暫く前にも同じようなことがあったので、もしかすると彼女のチームへのお誘いかもしれない、と内心期待しながらすぐ翌日にランチミーティングをセットした。
そして予想が当たり、彼女のチームへお声がけをして頂いた。実は前回は自分の中のタイミングと合わず辞退していたのだけど、今回はほとんど迷うことなく応募したい旨を伝えた。
1. HR ProfessionalとしてのCapabilityを拡げる
これまでのキャリアは、意図せず採用担当の一本。3回転職して会社や業界が変わっても順調にキャリアアップできたのは、職種が一貫していたからこそ。ただ本当は20代のうちにHR内の別の領域の仕事にチャレンジしたかった。夫の勤務地問題で予期しない転職を決めてしまったため、新しい会社でもらえるオファーが採用だけだったという事情がある。
このタイミングで、転職せずに社内で新しい領域へチャレンジできるのはとても貴重で、何より嬉しい。新しい仕事を想像してわくわくしている。
2. Program Managerとしての経験を活かして貢献する
私は今外資系IT企業でProgram Managerというポジションで仕事をさせて頂いている。特にHR内ではあまり聞いたことのないタイトルだと思う。
(Project ManagerとProgram Managerの違いは、こちらの記事がとても分かりやすい。)
社外の候補者向けにProgramを開発し展開するのも楽しいけど、社内にいる社員、特にマネージャー陣へのProgramは会社の成長や変革にダイレクトに響くものとしてやりがいがありそう。様々なV-teamで多くのステークホルダー、常に違うメンバーでプロジェクトベースの動きができるのも魅力に感じる。
3. 尊敬できる上司と働きたい
これはとても重要な理由で、今回お声がけをしてくれたマネージャーと一緒に働きたい。彼女の仕事の進め方、コミュニケーションの取り方、フィードバックの与え方には学ぶことがとても多く、付加価値としてのコンサルテーション提供や人をモチベートする力には驚かされたことがある。
直接の上司でなくても伝わってくる彼女のパワーには、頼もしいと思う気持ちと、好奇心を刺激されるような気持ちがする。加えて、今の上司にあらぬ疑いをかけられた時に、彼女は私の無関係を信じて反論してくれたらしいと耳にした。その一件でも圧倒的な信頼を置ける人だと思った。
社内公募にもフェアな選考プロセスがあるため、必ずしも異動できるとは限らない。直接的なERの経験などがない分、不利な面も多いのかもしれない。
それでも、自分がやりたいと心から思えることを信じて進みたいと思う。私がライフワークだと考えているのは、「仕事を通して自信・幸せ・パワーを得る人を増やすこと」だと思う。そのために自分が他者へ貢献できることを全力で頑張りたい。