アキと、俺と、わたしたちの話。『夜が明ける』
読みながら苦しくて、苦しくて、でも途中でやめることができなくて、一気に読んでしまった『夜が明ける』。
昭和終盤に生まれ、「女の子なんだから」「長女なんだから」を皮切りに、さまざまな“昭和”の価値観の中で育った私は、最近になって「あっ、これって変なことだったんだ」と気づくことがある。
小学生の頃、「一重はかわいくないから」と母にアイプチをされていた時期がある、とか。(まぶたがひっぱられて痛くて、いやだったなぁ)
同じことをされている少女のニュースを読んで「あっ、わたしと同じ