シュバインシュタイガー、クロース、ゲッツェなど、兄弟揃ってプロとして活躍した歴代選手たち
ドイツ『Sky Sport』 が、兄弟で活躍する主なサッカー選手に注目し特集している。今回はその中から、バイエルンに一度は所属したことのある選手とその兄弟選手たちを紹介する。
—— 以下、記事翻訳
🇩🇪 シュバインシュタイガー兄弟
選手として、兄よりも弟の方が成功を収めた例だ。弟バスティアン・シュバインシュタイガーは、バイエルン（2002～2015年）で、あらゆる主要タイトルを獲得した。2013年にトレブルを達成すると、2014年のブラジルW杯でも優勝を果たした。
兄トビアス・シュバインシュタイガーも、ドイツ歴代王者のユニフォームをかつて袖を通していた。だがそれは、セカンドチームで ''のみ'' だった。選手としてのキャリアを終え、この38歳の彼は、監督としてのキャリアをスタートさせた。HSVでの経験を経て、現在は、FCニュルンベルクでアシスタントコーチを務めている。
🇩🇪 ルンメニゲ兄弟
兄カール＝ハインツ・ルンメニゲは、現役時代、選手として世界で活躍したキャリアを持つ。FCバイエルンやインテルでプレー。2002年から19年間に渡り、FCバイエルンの取締役を務めた。
弟ミヒャエル・ルンメニゲも、バイエルンでのプレー経験がある（1988～1993年）。9歳年下のこの元ミッドフィルダーは、その後ボルシア・ドルトムントに移籍。プロ選手としてのキャリアを終えると、選手の代理人として従事。
🇩🇪 ゲッツェ兄弟
兄マリオ・ゲッツェは、とりわけ2014年のワールドカップ決勝での伝説的な決勝ゴールとともに記憶されている方も多いだろう。かつての偉大なスターは、これまでブンデスリーガではドルトムントやバイエルンでプレーした（5度のリーグ制覇を経験）。この28歳の選手は、昨年、PSVアイントホーフェンへと活躍の場を移した。
弟フェリックス・ゲッツェは、マリオの6歳年下だ。兄ほどの成功は収めていないものの、このアウクスブルクの守備的ミッドフィルダーは、これまでブンデスリーガで6試合に出場している。（現在は、カイザースラウテルンに期限付き移籍中）
🇩🇪 ボアテング兄弟
弟ジェローム・ボアテングはこれまで多くの経験を積み、ヘルタBSCや、HSV、マンチェスター・シティでプレーした後、2011年からはバイエルンでプレーしている。そこでは、ブンデスリーガ、DFBカップ、チャンピオンズリーグの3冠を2度獲得した。現在は無所属。
兄ケビン＝プリンス・ボアテングは、いくつかの国際的なトップチーム（BVB、ミラン、バルセロナ）でプレーし、タイトルも獲得している（フランクフルトでのDFBポカールなど）。だが、サッカーの成功においては 、1歳年下の異母兄弟ジェロームに後塵を拝している。
🇩🇪 ヘーネス兄弟
FCバイエルン・ミュンヘンのクラブレジェンドの一人である、兄ウリ・ヘーネス。同クラブの元選手は、獲得し得る、あらゆるメジャータイトルをすべて制覇した。長い間バイエルンでマネージャーを務めた彼は、取締役の立場でもクラブを大成功に導いた。
弟のディーターも、FCバイエルンでプレーした経験がある。このセンターフォワードも数々のトロフィーを獲得しているが、特に経営者としては、1歳年上の兄ほどの成功は掴めていない。
🇩🇪 フンメルス兄弟
兄マッツ・フンメルスもまた、ゲッツェと同様にバイエルンやBVBでプレーした。このセンターバックは6度のリーグ優勝、2度のDFBポカール獲得、2014年にはブラジルW杯制覇を経験した。
1歳年下の弟ヨナスは、選手として大成することはなかった。とはいえ、この30歳は、3部リーグで38試合に出場したことがある。かつてウンターハヒンクでも活躍した元プロ選手は、現在、ストリーミングサービスのサッカー解説者として活躍している。
🇩🇪 クロース兄弟
兄トニ・クロースは間違いなくドイツ史上最も成功したサッカー選手の一人である。チャンピオンズリーグ制覇4回、2014年ワールドカップ優勝と、数え切れないほどのタイトルを獲得した30歳は、ほぼすべてのメジャータイトルを獲得してきた。
弟フェリックス・クロースも同じく中盤のセンターでプレーしてきたが、明らかに兄の “影” に隠れていた。ハンザ・ロストックや、ヴェルダー・ブレーメン、ウニオン・ベルリンを経て、ブラウンシュバイクでプレーしていた彼は、先日、現役引退を発表した。
🇪🇸🇧🇷 アルカンタラ兄弟
兄チアゴ・アルカンタラはこれまでFCバルセロナや、FCバイエルン・ミュンヘンで活躍し、そして現在はFCリバプールでプレー。チャンピオンズリーグを2度制覇し、何度もリーグ優勝を経験してきた。弟はきっとこの兄を尊敬していることだろう...
弟ラフィーニャ・アルカンタラは、兄と比較するとやや見劣りするかもしれない。それでも、このブラジル人（弟チアゴはスペイン国籍を取得）は、これまで各国のビッグクラブを渡り歩いてきた。バルサやインテル、そして現在はPSGだ。
🇩🇪 ハマン兄弟
''ディディ''こと、弟のディートマー・ハマンは、現役時代、イングランドとドイツでタイトルを獲得した。現在47歳の彼は、バイエルンで、2度のリーグ優勝と1度のDFBポカール優勝を経験。リバプールでは、2004/05シーズンにビッグイヤーを掲げた。
あまり知られていない方のハマン。それは、''ディディ''の兄、マティアスだ。この元ディフェンダーは、1988年から1990年の間、バイエルンに所属していたが、現役時代は主に下部リーグで過ごした。（ブンデスリーガ2部で通算156試合に出場）
🇹🇷 アルティントップ兄弟
兄ハミト・アルティントップの、長いキャリアを振り返ってみよう。シャルケやバイエルン、ガラタサライに加えて、レアル・マドリードで1年間プレーした経験もある。この元ミッドフィルダーは、SVダルムシュタットで遂に現役生活に幕を下ろした。
双子の弟であるハリルは、兄と異なり、欧州最高峰のトップクラブでプレーした経験はない。それでも、この元攻撃的ミッドフィルダーは、とりわけブンデスリーガでその足跡を残した。（カイザースラウテルン、シャルケ04、フランクフルト、FCアウクスブルクで通算351試合に出場）