ニャブリ「グラードバッハとの開幕戦に向け、準備は整うだろう」
—— 以下、翻訳 (インタビュー記事全文)
セルジュ・ニャブリは、プレシーズンのテストマッチを4戦未勝利で終えたものの、新シーズンが始まればバイエルン・ミュンヘンは完全に別のチームになるはずだと語った。
バイエルンは、この夏最後のテストマッチでナポリに3-0で敗戦。また、ブンデスリーガのライバルであるケルンとボルシア・メンヒェングラッドバッハにも敗れ、アヤックスとは引き分けた。
バイエルン・ミュンヘンが、DFBカップ1回戦で5部リーグのブレーマーと対戦するまで1週間を切った。8月13日のグラードバッハ戦でブンデスリーガのタイトル防衛に向けた戦いが始まり、その4日後にはDFLスーパーカップでボルシア・ドルトムントとの対戦が待っている。
その時までに、チームが最高の状態に近づくだろうとニャブリは期待する。
「いたって普通のことさ」と、このドイツ代表選手は振り返る。ナポリ相手に前半は無得点に終わったものの、バイエルンの方が優勢だった。
「この2ヶ月間、お互いにプレーしていないし、ほとんどの選手が1週間しか練習していない。だからこそ、全員がスピード感を取り戻し、新監督の考えを浸透させるには時間がかかるだろう。」
土曜日にアリアンツ・アレーナで行われたこの試合の前半戦、期待につながるシーンが多く見られた。
ベンジャマン・パヴァールや、レオン・ゴレツカ、ジャマル・ムシアラ、キングスレイ・コマン、レロイ・サネ、ロベルト・レヴァンドフスキといったトップチームのレギュラー選手たちにとって、UEFAユーロ2020での試合を終えて初めてのプレシーズンマッチということもあり、ユリアン・ナーゲルスマン監督の率いるチームは、前半、先制チャンスを逃す不運に見舞われた。
7月28日のグラードバッハ戦ではわずか30分間の出場にとどまったニャブリだが、この試合の前半、素晴らしいプレーを披露。だが、大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ後半に、3失点を喫して万事休す。
「勝利を狙ったが、うまく嚙み合わなかったのは明らかだった」とニャブリは認めた。
「1週間の全力トレーニングの後、足が少し重くなったが、これはいつものプレシーズンと同じだ。それでも、アリアンツ・アレーナに戻ってきて、ピッチに立てたのは素晴らしいことさ。」
「僕らのリズムは試合を重ねるごとに戻ってくるだろうし、すべてがうまくいくだろう。」
何と言っても、バイエルンはブンデスリーガ9連覇の記録を持っているのだ。また、キャプテンのマヌエル・ノイアーをはじめ、ヨシュア・キミッヒや、トーマス・ミュラー、アルフォンソ・デイヴィス、リュカ・エルナンデスなど、この数週間でさらなる主力メンバーたちが戻ってくる。
それに加え、ニャブリ自身も、過去5シーズンのブンデスリーガで、いずれも10ゴール以上をマークしている。
言うまでもなく、ブレーマーや、グラードバッハ、ドルトムント、そしてその他のチームも、バイエルンのプレシーズンのパフォーマンスを真に受けることはないだろう。
「時間とともに状況は大きく改善されるだろうが、僕らはきっと準備が整うだろう」とニャブリは見ている。「昨季同様のパフォーマンスを見せられることを、僕は期待しているよ」