オマー・リチャーズの語る「ばいやん加入の喜び、影響を受けた人物、チーム練習の印象」
—— 以下、翻訳 (インタビュー動画全文)
新加入選手、オマー・リチャーズがFCバイエルンで活躍しているのも、ロナウジーニョと関係がある。憧れの選手からどのような影響を受けたのか、ミュンヘンへの移籍はどのように進んだのか、そして彼の人物像をチェックしよう。セルヴス、オマー！
オマー・リチャーズ：これほどのビッグクラブが僕のことを見てくれていたなんて、理解するのは簡単ではなかったよ。彼らに印象を残したいと思ったね。彼らが気に入ってくれることを確認したかったんだ。だから、100%全力を尽くしたよ。いや、むしろ110%だね！！！
ある日、うちの代理人が言ったんだ。「オマー、今日からバイエルンミュンヘンでプレーしたいなら、できるぞ。オファーが届いているんだ」とね。その日は信じられなかった。とても幸せだったね。
すべての手続きが終わると、ようやくここに来るんだという実感が湧いてきた。ここで深呼吸すると、本当に良い気分だったよ。遂にここへと到着した時、すぐに家にいるような感覚を覚えたね。これは当然、素晴らしいことなんだ。
セルヴス！僕は、オマー・リチャーズ。23歳だ。ここに来られてとても幸せだよ。僕は6歳の時に、サンデーリーグサッカー（英国で日曜日に行われるアマチュアのサッカー大会）でプレーし始めた。10歳になると、フルハムのアカデミーが僕のことを発掘してくれたんだ。6年間、そこのユースで成長を重ねてきた。フルハムでは、僕のプレーにおける重要な基礎の部分をいくつか身に付け始めたね。多くのことを学んだよ。
残念ながら、僕は16歳でクラブから放出されてしまった。キャリアの中でも、かなり辛い瞬間だったね。そこから、様々なクラブを当たったよ。でも、どこも僕の実力が十分ではないと言った。そんな状況が続いたね。その当時、僕は、キネティックというプログラムに参加した。このプログラムでは、いくつかのチームが、多くのアカデミーのチームと対戦する。そうすることで、無所属の選手たちが再び所属先を見つけるのをサポートしてくれるんだ。
幸いにも、シーズン終わりにレディングのU-16が僕を迎え入れてくれた。そこから、長らくレディングでプレーすることになったよ。19歳でプロデビューを果たした。それ以降は、数年間トップチームでプレーしていたね。そこで、僕は男子サッカーがどういうものなのかを学んだよ。その後、バイエルンから連絡をもらい、こうして今ここにいるというわけさ。
インタビュアー：あなたのキャリアに最も影響を与えた人や出来事は？
オマー・リチャーズ：2つあるよ。まず一つは、家族。特に母親だね。大きな義務感を持って、母は僕がトレーニング中、常に集中しているかどうかを確認していた。まだ僕が若い選手だった頃、母は仕事を終えると僕をトレーニングに連れて行ってくれたんだ。母の頑張りは、僕にモチベーションを与えてくれた。そして、その勢いで、常に全力を尽くした。今の自分になるためにね。
もう一つは、ロナウジーニョだ。彼のプレーする姿さ！いつだって笑顔で、幸せや喜びに満ちている。ピッチ上で魅せる、そのスキルやプレースタイルだね！僕は、まさにその姿に魅了されていたと思う。それこそが、僕がとてもサッカーを楽しんでいる理由さ。だから、この2つが僕にとっては非常に大切なものだったと言えるね。
信じられないことさ。2部リーグでは、サッカーでは何がとても重要なのか、たくさんのことを学んだ。こうした経験はそこで培い、これからは次のレベルに持っていく。ここにいるのは信じられないね。毎日、絶対的なトッププレーヤーたちと一緒なんだ。その中で、自分をさらに成長させてたいね。幼い頃、最高の選手たちのいるビッグクラブに移籍するのを夢見ていた。それが今こうして叶い、とても幸せさ。
マルコ・ネッペとハサンは、僕の代理人にコンタクトを取り、僕に関心を持っておりウォッチしていることを伝えたんだ。最初はまったく信じられなかった。代理人が僕のことをからかってるのかとさえ思ったよ。コロナ禍ということもあり、すべてZoom会議で行われた。だから直接は誰とも会っていなかったんだ。最初にマルコ・ネッペとZoom会議を行った時は、信じられない気分だったよ。彼らは、僕に関心を持っていること、僕の多くの点を気に入ってくれていることを伝えてくれた。そして、僕への期待や、改善すべき点なんかもね。
そこで僕は知ったんだ。チャンピオンシップ（2部相当）にいるレディングの僕を、バイエルンは見てくれていることを。これほどのビッグクラブが僕のことを見てくれていたなんて、理解するのは簡単ではなかったよ。彼らに印象を残したいと思ったね。彼らが気に入ってくれることを確認したかったんだ。だから、100%全力を尽くしたよ。いや、むしろ110%だね！！！
ある日、うちの代理人が言ったんだ。「オマー、今日からバイエルンミュンヘンでプレーしたいなら、できるぞ。オファーが届いているんだ」とね。その日は信じられなかった。とても幸せだったね。
すべての手続きが終わると、ようやくここに来るんだという実感が湧いてきた。ここで深呼吸すると、本当に良い気分だったよ。遂にここへと到着した時、すぐに家にいるような感覚を覚えたね。これは当然、素晴らしいことなんだ。
トレーニングは非常にスピードがある。とてもインテンシティが高くて良いね。監督のおかげで、練習はいつだってフレッシュなんだ。彼は常に新たなアイデアを持っている。それも、僕らが目指すべきサッカーに結び付いたアイデアであるために、やりがいがあるよ。トレーニングでは、いつも学びがある。楽しくて、本当にすごく良いよ。
今はまだ言語面では苦労している。でも、トレーニング中にすべて理解できているかを確認してくれるんだ。今のところ、すべてが順調だよ。毎日のように、僕らの先生であるマックスからレッスンを受けているところさ。できれば、もうすぐドイツ語で初めてのインタビューを受けられるようになりたいね。
僕にとって、間違いなく言語は非常に重要なんだ。というのも、しっかりとこのチームの一員になりたいからね。すべての人たちとうまくやっているが、もし言葉をマスターできたら、チームに溶け込むのがより容易になるはずだ。ここの皆は英語を話せる。でも、その国の言語を話せるというのは、僕にとっても良いことだと思うよ。
"Ich bin Omar Richards. Ich bin 23 Jahre alt. (僕は、オマー・リチャーズ。23歳だ)" あとは、分からないね。
コロナ禍での日常生活は？
オマー・リチャーズ：まあ、たいていは練習場や試合、家との往復さ。とても落ち着いた生活をしているよ。外出はあまりしていないんだ。チームメイトと何度か食事に出掛けた程度で、市街地はまだあまり見てないね。あちこち歩き回ったりもしない。トレーニング、試合、家。実際、ほとんどそれだけだね。
ぜひ山に行きたいね。今はまだ叶っていないけど、絶対に行きたい。本当に美しいと聞いているからね。
インタビュアー：ユリアン・ナーゲルスマン監督は、山が大好きですよ。
オマー・リチャーズ：本当に？それはいいね。
トレーニングを終えて帰宅すると、心のスイッチをオフにするよ。普段は、プレイステーション5で遊んでいる。友人たちと一緒にプレーしてるから楽しいんだ。ヘッドホンを付けて、友人とお喋りしながらやっているよ。数人のバイエルンの選手たちや、ロンドンの仲間たちさ。とてもリラックスできるね。あとは、家族と一緒にNetflixなどを見て過ごしているよ。
僕は、常に全力を尽くそうと努める選手だ。攻撃参加は好きだし、守備も好きだ。試合中は、常に動き続ける。僕の性格は、大人しく、冷静で、落ち着いている。皆とうまくやっていきたいし、それを楽しみにしている。最も重要なのは、このチームだ。トップクラブであるがゆえに、プレッシャーはある。すべてを勝ち取らなければならないというね。そこに僕が貢献できると考えると、なんとも言い表せない気持ちになるよ。トップチームで生き残り、定位置を確保したいね。
ファンの方々には、皆さんに会えるのを待ち切れないと伝えたい。一部のファンとは、すでにアリアンツ・アレーナでお会いしたけど、皆さん全員と会えるのを楽しみにしているんだ。そして、多くの成功の瞬間や思い出を共に経験できることを願っているよ。
山？それとも海？
山だね。
コーヒー？それともお茶？
コーヒーさ。
犬？それとも猫？
犬だね。
最近あった、初めての経験は？
数日前にシュニッツェルを食べたよ。僕にとって初めてだったんだ。
子供の頃、憧れの人は？
ロナウジーニョ、そしてレイ・ミステリオ（米国人プロレスラー）だ。昔はレスリングが大好きだったからね！
子供部屋に貼っていたポスターは？
もちろん、レイ・ミステリオさ。あとは、たしかメッシ、それに間違いなくロナウジーニョもね。
最近歌を歌ったのはいつ？
今日ここに来る途中でも歌いながら来たよ。リル・ウージー・ヴァートとプレイボーイ・カーティ。この二人は僕の好きなアーティストなんだ。
好きな曲は？
たくさんあるよ。プレイボーイ・カーティの『Magnolia』だね。
好きな場所は？
好きな場所は、バリ島だね。2年前に行ったんだけど、これまで訪れたことのある中で、最も素敵な場所だと感じたんだ。
バーで頼むものは何？
水かな。いや、軽い冗談さ。ストロベリー・モヒートが好きだよ。
好きな食べ物は？
ジャークチキン＆ライスアンドピーズだね。
好きなドラマや映画は？
アニメ『リック・アンド・モーティー』さ。好きかい？最高だよね。
『リック・アンド・モーティー』で好きなキャラクターは？
間違いなくリックだね。クレイジーだよ！
身長はいくつ？
何度も聞かれるよ。174cmだね。決して、185cmではないよ。
バイエルン語で、好きな言葉は？
セルヴス、だね。
▼参考元
https://youtu.be/gvhCHGWcaEE