ばいやんの "イブラ"。将来を嘱望される、アリヨン・イブラヒモビッチ(15)の魅力に迫る
—— 以下、翻訳 (『ブンデスリーガ』公式サイトの記事全文)
バイエルン・ミュンヘンのプレシーズンのトレーニングで、15歳の少年がユリアン・ナーゲルスマンを魅了している。アリヨン・イブラヒモビッチという名前からも、すぐに忘れることはないだろう。
bundesliga.comは、バイエルンで最新の衝撃となった、この10代の若者にスポットを当てた...
アリヨン・イブラヒモビッチ
年齢: 15歳
クラブ: バイエルン・ミュンヘン
ポジション: 攻撃的ミッドフィルダー
国籍: ドイツ (U-16で2キャップを記録)
主なスタッツ
2005年にコソボ人の両親のもとニュルンベルクで生まれたイブラヒモビッチは、グロイター・フュルトでクラブサッカーの第一歩を踏み出した。なお、スウェーデンのスター選手であるズラタンとの血縁関係はない。2014年、9歳になったイブラヒモビッチは、ユースでさらなる成長を遂げるため、故郷ニュルンベルクへと移籍した。そして、そのわずか4年後、バイエルン州のビッグクラブから誘いを受け、バイエルンに移籍したのである。
イブラヒモビッチは、バイエルンのユースに入団して以来、クラブで最も高く評価されている若い才能の一人に成長し、瞬く間に、各年代別カテゴリーを駆け上がっていった。イブラヒモビッチは、わずか14歳でU-17チームにデビューし、昨シーズンは5試合に出場して2得点3アシストを記録した。15歳という若さにもかかわらず、2021/22シーズンにはすでにU-19チームの一員としてプレーすることが決まっている。
それだけでなく、2021/22シーズンのプレシーズン中、ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるトップチームの練習に参加したことで、彼の名前はより注目を集めることとなった。イブラヒモビッチは、ダヨ・ウパメカノやエリック=マキシム・チュポ=モティングらとピッチで対戦し、トレーニングマッチでは得点も決めている。
ブンデスリーガの史上最年少出場記録を持つ、ユスファ・ムココと同様、イブラヒモビッチがバイエルンでブンデスリーガデビューを果たすには、12月11日、彼が16歳の誕生日を迎えるの待たなければならない。
プレースタイルが近い選手は、レオン・ゴレツカ
ボックス・トゥ・ボックスのミッドフィルダーであり、後方の汚れ仕事も厭わず、前線での攻撃をサポートするのもそれと同じくらい好きだ。イブラヒモビッチのプレーは、バイエルンの勤勉なドイツ代表選手、レオン・ゴレツカに似ていると言われる。
イブラヒモビッチは、見事なボールコントロール技術に加え、プレッシングやポジショニングなどの試合中のインテリジェンスを発揮し、バイエルンのホームでコーチ陣にインパクトを与えた。
知ってましたか?
若きイブラヒモビッチは、自分と同じ苗字を持つズラタンのことをよく知っており、ズラタンやクリスティアーノ・ロナウドを自身のアイドルだと語る。15歳の彼は、先日、Instagramで、とある投稿をアップした。かつてACミランや、インテル・ミラノ、PSGで活躍した元ストライカーが放った名言、『王たるライオンは自分を人間と比較しない』になぞらえ、自身がズラタンにも通じるメンタルの持ち主であることを示したのだ。
この投稿は、こう書かれている。『トラやライオンは強いかもしれない。だが、オオカミはサーカスでは演じない』
本人はこう言う
「そうだね、僕は攻撃的な位置でプレーし、ゴールもいくつか決めている。だが、彼(ズラタン)は僕より少し優れているね。将来はプロのサッカー選手になりたいと思っているが、それには時間が必要だ。それまでは、チームで良いプレーをし、多くのゴールを決めたいと考えているよ」。- イブラヒモビッチは、同姓の選手や将来の期待について、こう語っている。