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独『ビルト』紙が読み解く、FCバイエルンから期限付き移籍した選手たちの動向

割引あり

――以下翻訳(『ビルト』紙より記事全文)

多くのバイエルン・ファンは、もう名前を目にすることのない選手たちもいるだろう!

FCバイエルンとマックス・エバール取締役(50)の移籍方針において、期限付き移籍は重要な役割を担っている。例えば、若手ストライカーのアルミンド・ジープ(21/2026年までマインツへ期限付き移籍)などが挙げられる。 昨シーズン、トップチームおよびユースから合計28人の選手たちがヨーロッパ中の他クラブへ期限付き移籍しプレーしていた。

元プロサッカー選手のリヒャルト・キッツビヒラー氏(50/現役時代はHSVなどでプレー)は、2023年夏、クリストフ・フロイント・スポーツディレクター(46)により、トップタレント育成部門の期限付き移籍選手アドバイザーに任命され、期限付き移籍中の選手たちが最適なサポートを受けられるようにした。

フロイントSD:「特にFCバイエルンのようなクラブでは、ユース部門からトップチームへのギャップは非常に大きい。若手選手たちにハイレベルな試合練習を積ませ、最終的には、長期的な視野でプロサッカー選手への道を歩んでもらうためには、期限付き移籍は優れた選択肢の一つである。」

W杯優勝経験もあるフィリップ・ラーム氏(40/EURO2024大会ディレクター)は、2003年から2年間にわたりシュツットガルトに期限付き移籍に出され、そこでバイエルンで通用するレベルまで成長した。 また、トニ・クロース(34/現レアル・マドリード)は2009/10シーズンにレバークーゼンで期限付き移籍の経験を積んだ後、ブレイクを果たした。 そしてダビド・アラバ(32/現レアル・マドリード)もまた、2011年にバイエルンで偉大なキャリアをスタートさせる前に、半年間ホッフェンハイムに期限付き移籍していた。

こうした過去の成功もあり、バイエルンは現在、期限付き移籍を非常に活用しているのだ。 とはいえ、昨シーズンは実際、どの選手が期限付き移籍していたのか? そのうち誰が期限付き移籍先のクラブに残ることになるのか? そして、期限付き移籍を終えて新シーズンからゼーベナー通りに戻る選手たちを、クラブ側がどのようなプランで考えているのか?

『ビルト』紙が、バイエルンの主な期限付き移籍について解説しよう!

期限付き移籍から復帰する選手たち

復帰組の中で最も注目の選手は、ヨシップ・スタニシッチ(24)だ!

1年間のレバークーゼンでの武者修行を終えた、ブンデスリーガとDFBポカール優勝メンバーの彼は、ヴァンサン・コンパニ新監督(38)の構想には欠かせないだろう。 その証拠に、このクロアチア代表選手は木曜日、2029年までバイエルンとの契約を延長した。

ヨシップ・スタニシッチ擁するクロアチア代表は、欧州選手権でベスト16敗退

期待のストライカー、アリヨン・イブラヒモビッチ(18)にも注目!

イタリア・セリエAから降格したフロジノーネに1年間の期限付き移籍をしていたU-19ドイツ代表は、2024/25シーズンのバイエルンのトップチームメンバーとなる。 ミュンヘンでの現行契約は2025年までだ。
※7月2日に、2027年までの契約延長を発表

アリヨン・イブラヒモビッチはスウェーデンの英雄ズラタン・イブラヒモビッチとは無関係

期限付き移籍後、他クラブへ完全移籍する選手たち

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