レスられ負のループ
夫とレスになってから4年超。
結婚歴は約1年。
すっかりこの自己紹介も板につき、練乳と書いてセックスレスと読んでもおかしくないところまできた。(おかしい)
今回の投稿は、先日書いたこれまでの私の気持ちの変化の補足版として「レスられさんが陥りやすい負のループ」について書いてみたいと思う。
私の経験を踏まえた個人的見解なので「は?何言ってんのこいつ?」となる可能性も否めないが、そんなときは画面につばでも吐きかけてください。もれなくあなたのお持ちのスマホもしくはPC等が濡れます。
※前回の記事と記述が被る箇所が多々あるかと思われます。
まず最初に言っておきたいことがある。
レスられ、超辛い。どのくらい辛いかって言うと、本当にマジでやばい辛い。
とりあえずこれだけは初めに伝えておきたかった。
しかし、現在の私は元気である。ハッピー野郎。間違えた、ハッピー人妻。
ここに至るまでには本当に色々な葛藤があったわけだが、その葛藤をまさに今体感している方が超いっぱいいる。
「わかるわかる~~~~!!!!辛いよね苦しいよねぇ~~~~!!!!」とおばちゃんは抱きしめてあげたくなっちゃうのだ。
しかしそんなことが出来ないのでそっと見守るしかないのだが、少しでも私のメンタルの変化が誰かの参考になればと思い今こうしてキーボードを叩いている。
もちろん「私という人間と夫という人間」を通しての今なので、当てはまらない人もたくさんいると思う。レス最大の特徴と言うか、当たり前のことなのだが、人の数だけ考え方や価値観があるように、カップルの数だけ事情があるのだ。それもめまぐるしく変化するので、私たちのパターンは当てはまらなくて当然である。シンプルに「こんな人もいるんだなぁ」くらいの気持ちで読んで下さると嬉しみの極み。
遡ること4年と少し前、私は自分がレスであると自覚した。
もっと正確に言うと、月1回ほどのデートで「あれ?今日はしないのかな?」という回数が重なり、仕方ないかと我慢しつつ諦めながら過ごしていたところ、同棲の話が発生→一緒に住み始める→毎日隣で寝てるのにしない→あれれ?なんだかおかしいぞ~~~????という順番である。
私の中のコナン君が疑い出したころには既に立派なレスだったということだ。
今思えばこの辺りでもっと試行錯誤して違う手を打っておけば・・・と思うことも少なくない。なぜなら本当の地獄はここから始まるのだから・・・
レスられ負のループ段階その①「疑問」
あれ?今日はしないのかな?そんな疑問が数回浮かんだらレスに片足を突っ込んでいると言っても良いだろう。最近していないという自覚はあるものの、体調とかストレスとか日々の人間の心の変化が原因かと思い様子を見る段階。思いやりがあるレスられって優しいよねほんと。
同棲から数週間、誘ってみる。「しよう!」とは言えないのでスキンシップを計ったり、時には大胆に乳を掴ませてみたり。なんとなく対応はしてくれるものの、セックスへ至らず。この辺りから「なんでしないの?なんでしないのよ!」という怒りへ変化し、実際に私もキレながら抗議した。
レスられ負のループ段階その②「怒り」
セックスしようとしないパートナーへの不安が募り、怒りへと変貌する。この時の思考としては「しないってことは好きじゃないんだね!愛してないんだね!プンプン!」あたり。こちらからアクションを起こせばできるかもしれない希望を持っている段階。怒るってことは相手になにかを期待している証拠だよね。
キレてる私に事情を説明する夫(当時彼氏)。その気になれない理由を知り、ひとまず落ち着く。落ち着くというか我慢。「仕方ねぇ、待ってやるか」くらいの気持ち。だって状況が落ち着いたら抱いてくれるんですよね?壮大な前戯だと思うことにした私の器に乾杯。
しかし、待てど暮らせどXデー(セックスデー)は訪れず。この辺りで大きめのネガティブの波にさらわれる。
レスられ負のループ段階その③「悲しみと怒りの無限ループ」
とにかく悲しい。好きならしたくなるんじゃないの?私は毎日したいと思ってるよ?なんでしたくならないの?私のこと好きじゃないから?異性としての魅力感じなくなっちゃった?もしかして他に好きな人が・・・
という風に、これぞベストオブ負のループ。
泣いても泣いても涙が出てくる。対して横でグースカ眠りこけているパートナー。軽率にぶん殴りたくもなる。セックスがあった頃は「かわいい♥ぐっすり寝てる♥」だったのが「横で愛する恋人が泣いてるのに気づきすらしねぇクソが!」に変わる。
この頃の感情は変化がめまぐるしいのでもうちょっと詳細に書いていこうと思う。
まず、この頃は相手の発言、行動、態度の全てが憎らしく感じる。相手の全てに対して「レスりのくせに?」「セックスしてないくせに?」という前置きをつけたくなる。
仮にこちらに対してなにかしらのサービス(家事を率先してやってくれるなど)をしてくれたとしても「して欲しいのそれじゃねぇしセックスだし」となる。なにをされてもご機嫌取りにしか見えない。
そして、そんな自分に嫌気が差してくる。これが次の段階。
レスられ負のループ段階その④「自己否定始めました」
セックスがあった頃はあんなに毎日が幸せだったのに・・・と過去に想いを馳せる時期。パートナーの些細な優しさに感謝できていたあの頃の自分を思い出し、今現在の自分と比較してしまう。あの頃の自分だったらもっと可愛く甘えられていたかも、私こんなに嫌味な奴だったの?と、自己否定に次ぐ自己否定。また、「こんなにしたいなんて私がおかしいのかも?」と自分の欲求も否定しがち。好きな人とセックスしたいなんて至極真っ当な欲求なのに、たった一人のパートナーにそれを受け入れてもらえないことで全自分が崩壊してしまう。セックスに至れない悲しさが相まって負のパワーが驚異的なものに。この頃、心が死に始めるのを感じる。気づいてパートナー!!
ちなみにこの時期の私は完レス1年~2年あたりとかそのくらい。間に一度チャンスが訪れるも流れてしまい、膨らんだ期待と夫のちんこは時間の流れに吸収されてしまった。怒り→自己否定→怒り→自己否定を繰り返しながらも、セックスの話題に触れることがなければ平和な日々。その平和をぶち壊してしまいそうな恐怖から誘うことも話し合うことも出来ず、顔で笑って心で泣く日々が続く。控えめに言って地獄である。
自分自身の感情の起伏に疲れ果て、次の段階を迎えることに。
レスられ負のループ段階その⑤「虚無」
ほぼ鬱に近い。パートナーに対する愛情が失われていくのを感じ始める。この頃には「泣いてもなにしてもセックスできるわけじゃねぇしな」と諦めの境地に達する。なんなら悟り開けそう。食べることも寝ることももはや生命維持でしかない。スマホでSNSを見ているとふいに出てくる動物動画に「わ~可愛い~」となり、人以外のなにかに癒しを求めるようになる。もふもふの力、偉大過ぎ。
どんなに辛い日々でも、生きることを辞めない限りそれは続く。この辺りで「このまま結婚していいのか・・・」と本気で迷い始めた私はまたしても悩むことに。ダメだったら離婚すればいいやとは思えない私は、このままでいるのは双方にとって良くないと考え出す。そして考えに考えたこの頃の私が辿り着いた答えが次の段階だった。
レスられ負のループ段階その⑥「悟りを開く」
いわゆる「菩薩期」である。セックスをすることにこだわらなければ辛くないじゃん?じゃあ私の性欲がなくなればOKじゃん?受け入れましょう・・・すべてを・・・・・と言った具合に悟りを開いた。セックスがしたい=辛い、ならセックスしたいと思わない=辛くない、なんだ~答えは単純じゃん!!!私の頭の中からセックスの概念を失くせばいいんじゃ~~ん!!!
夫は幸せそうに過ごしてるし、ごはんもおいしいって食べてくれるし、あら!新しいゲームそんなに楽しいの!よかったね~~~!!!(にっこり)
ご覧の通り、ほぼヤケクソな悟り。辛い気持ちに蓋をしてることすら知らんぷり。菩薩になった私は夫にはちんこが存在しないものと認識するようにした。
そして、次の段階が私にとってのターニングポイントだ。
恐らく私の見解ではこのあと大きく分けて2パターンに道が分かれる。(たぶんもっとあるけど)
長くなってしまったので、その後の2パターンは次回投稿にて!